料理スキル0から料理上手へ…知っておいて損はない料理本に載っていない予備知識6選

結婚生活の中で最も大切なスキルというと、何が思い浮かびますか?
家事はいくつもありますが、やはり生きるために必要なのは料理のスキルですよね。
毎日外食やお惣菜では食費が嵩み過ぎますし、栄養的にも不安な部分があります。
女性だから料理が出来なきゃダメ、というありがちな意見には私も疑問がありますが、一人で生きていくにも結婚するにも、やはり料理は出来た方が健康面と経済的にもいいと思うのです。
では料理を生まれてから全くやってこなかった女性が、これから料理を始めるにあたって知っておいて損はない予備知識をご紹介します。
Contents
知っていると遠回りしない!料理の6つの予備知識とは?
料理を全くやったことがない女性がこれから料理を始ようとする場合、まずは料理を始める前の心構えのような知識を知っておけば、初めてでもスムーズに進みます。
いきなり始めようと思っても無駄にキッチングッズや食器を買い集めて、いつまで経っても料理をしようとしない形から入る人は特に料理についての予備知識が必要です。
最短距離で料理上手になるために、次に挙げる知識を踏まえて実践に移ってくださいね。
料理スキルは経験そのもの
テレビ番組で街中にいる女性にいきなりこのメニューを作れ、という企画のある番組が長年続いていますが、それを見るたびに思うことがあります。
料理をしたことがない人が、いきなり作れるわけないでしょうよ…と、いつも思ってしまいます。
その番組の趣旨としてめちゃくちゃな料理を見せることなので、それはそれでいいのかもしれませんが、材料ももったいないし何とも言えない気持ちになるのです。
何が言いたかったのかというと、料理は経験がものをいうスキルなので、やったことがなければ出来なくて当然なのです。
料理が出来ないからと後ろめたさを感じるくらいなら、簡単なものでもいいのでまずはやってみることが大切です。
まずは下手でも経験を積むことから始めていくことが大切なのですが、どこからその知識を得るかで上達の速度が違ってきます。
母親か女友達に教えてもらう
料理教室に通うという手段もありますが、身近に母親もしくは料理上手な女友達がいたら、実際に直接教えてもらうのが成長が速いです。
料理教室にお金をかけて通ったとしても、講師の方がしっかりついてくれるわけではありませんし、作るメニューも自分では決められませんよね。
そして料理教室の場合は一人ですべての工程をやるのではなく、グループを組んで作業分担をして料理を作ることが多いです。
これでは担当次第によって、『味付け・焼く・煮る・揚げる』という調理工程に携われないので大事なところは見てるだけ、なんて可能性も。
その点、身近な人に作りたい料理をマンツーマンで教えてもらった方が、細かい部分まで教えてもらえ、味の評価もズバリ指摘してくれるので成長が速いのです。
最初は調味料をきっちり計量する
ただし料理教室に通うメリットもあって、それは調味料をしっかり計量するという点です。
これはレシピ本やレシピサイトを参考にして料理する時も同じですが、まずは指定されている調味料をきっちり計量しましょう。
そして書かれている通りのタイミングで味付けをすれば、余程の事がなければ出来上がりはします。
味は調味料そのものの味の差もあるので、自分好みの味にならないこともありますが、とりあえず料理としての形にはなるでしょう。
そして調味料を計量して作った料理の味を、自分の舌で味わって覚えることが重要なのです。
勉強と同じで基礎をしっかり固めてから応用が出来るようになるのと同じで、基本的な作り方と味付けを覚えなければ先には進めないからです。
例えば母親が料理を作っているのを見ている時に、味付けが計量してないのに美味しいと思うことありませんか?
それはまさしく料理の基礎が出来上がっているからこそ成せる技であって、初めての人が真似すると確実に失敗します。
それを真似しようと思って母親に「これは大さじ何杯?」と聞いても「わからない、適当」と解答してくれない場合が多いと思います。
そこで聞くべきことは使用する調味料の割合です。
例えば煮物の場合、砂糖・みりん・醤油の割合、どれを多く入れた方がいいのか、もしくは少ない方がいいのかと聞けば、長年の適当スキルで料理を作ってきた母親でも答えられますよ。
そして実際に計量して作るレシピと見比べてみれば、その割合はだいたい合っていることが多いとわかるはず。
自然と身についたスキルに思えますが、そこにはきちんとした裏付けがあったのですね。
味見の回数はなるべく少なく
これは意外に思われる方もいるかと思いますが、味見の回数は少なければ少ないほど、味が決まりやすくなるのです。
これは実際にやってみるとよくわかるのですが、何回も味見をしてしまうと味の変化を掴みにくくなるのです。
舌が味に慣れてしまうと味を足したのに足した感じがわからなくなり、結果的に味が濃くなってしまうのです。
本当に理想的な料理の作り方として、味付けをした後に1~2回の味見でOKと思えると味のブレがなくなります。
そのためにもやはりレシピの基本通りの調味料を計量して作り、その味を覚えると少ない味見で済むようになるのです。
自分の味を安定して作れるようにする
基本を覚えたら、自分好みの味に調整できるまでスキルが上がってきています。
そしてこれからその味が毎回ブレずに、同じ味を作れるかが重要になってくるのです。
これは料理に慣れている人でも意外と難しいものなので、初心者の内から意識して作るようにするとワンランク上の料理スキルが手に入りますよ。
話は変わりますが、女性には毎月の生理がありますよね?
この女性ホルモンのバランスによって体調の変化を感じる女性も多くいらっしゃいますが、実は味覚にも影響を及ぼしているのは、意外と知られていない事実なのです。
生理中に味覚が鈍くなったり、味付けが濃いものを食べたくなる傾向が現れるので、生理中に料理をすると、普段よりも味付けが濃くなることがあるのです。
もし生理中に料理をすることがあった時には、自分が味見して少し薄いと感じるくらいの方が、周りの人には丁度いい味付けであることがあるんですね。
これを知っているかどうかで作る料理の味がより一層安定しますので、頭の中に入れておくといいと思います。
イライラしないで料理に集中する
前述の生理中にも当てはまるのですが、何かでイライラしながら料理をすると自然とその気持ちが味付けに表れるのです。
これは私も経験があるのですが、いつもと同じように作っているつもりでも、いざ食べてみると塩気が強かったり、加熱し過ぎたりといった不安定さが料理に出てしまいます。
料理は愛情、という言葉を耳にすると思いますが、それはたとえ話ではなく実は本当で美味しくなってと作れば美味しくなり、イライラしながら作ると不味くなるのです。
特に女性は情緒や感情が行動に出やすいので、料理を作っている時に平常心でないと、無意識でいつもより塩を振る力が強くなっていたりするんですね。
せっかく作ったのに美味しくなかったら、余計に気分が悪いので、せめて料理中はイライラを忘れて美味しくなぁれと心で唱えてみてください。
美味しく作れればイライラもいつの間にかどこかに消えているはずですよ。
初めて作るべき料理はどれがいいのか?
では予備知識を習得していただいたので実践に移って欲しいのですが、何の料理を作ろうか迷いますよね。

そう思う気持ちもわかりますが、料理によっては初心者ではかなり難しいものもあります。
挑戦する気持ちは大切なのですが、それで失敗して心が折れてしまったり、自分にはセンスがないと決めつけてやらなくなってしまうのは一番避けてほしいのです。
先にお伝えしたように、失敗してもいいから何度か繰り返して作ってみることが大切なのですが、まずは料理の基本中の基本から始めてみましょう。
基本をきちんと知らずにいる人は意外と多いので、周りと差をつけることができますよ。
- 正しいごはんの炊き方を覚える
- 正しいだしの取り方を覚える
- 自分のペースでいいので野菜を切る
基本的すぎてつまらないと思われるかもしれませんが、この3つから始めていってマスターさえできれば、美味しい白ご飯と味噌汁が作れます。
そして野菜を切ることをマスターすれば、包丁扱いにも慣れて、自然と切るスピードが上がります。
いくら美味しいおかずが作れたとしても、ごはんが柔らかかったり硬かったり、味噌汁のだしがイマイチで美味しくなかったら、せっかくのおかずがもったいないですよね。
男性はごはんが進むおかずが好きなので、おかずも大切ですがごはんを美味しく炊けるかがとても重要なんですよ。
研ぐつもりで力を入れるとお米に傷が付いたり割れたりする原因になり、それを炊くとでんぷん質が流れだしてごはんがベタついてしまいます。
今は昔よりも精米技術が上がっているので、研ぐというよりさっと洗うくらいの感覚で3回くらい水を変えれば十分綺麗になっているのです。
そこで注意する点は、1回目の水はすぐに捨てること。
1回目の水はぬかなどで最も汚れていることに加え、お米は水を吸収しやすいので、1回目の水のまま長く洗っているとその間にお米が汚い水を吸ってしまうのです。
なので1回目は特に素早く洗い、2回目以降は少し長めに洗って大丈夫ですがくれぐれも力を入れないようにしてください。
その後は炊飯器に任せるわけですが、ごはんの硬さの好みの水加減も実際にやってみると微妙な差で違うのも分かると思いますので、これもひたすら経験あるのみで上達しますよ。
そしてだしの取り方はこの基本を覚えてください。
- 昆布と水から火にかけて沸騰する前に取り出す
- 煮干しは水に漬けておいてから火にかけ5分くらい煮出す
- かつお節などの削り節は熱湯に入れて火を落とす
ポイントは昆布は沸騰すると独特なぬめりがだしに出てしまうので必ず取り出すことと、煮干しを煮出す時は頭とはらわたは取っておくと苦くなりませんよ。
毎回だしは絶対にちゃんと取らなきゃいけないの?と思う方も多いと思いますが、市販の顆粒だしでも全然OKですよ。
ただし市販のだしは塩分がかなり含まれているので、入れすぎるとかなり塩辛くなってしまうので、少な目に入れて足りないようなら付け足すようにしましょう。
基本を知っていればどんな場合でも対応できるので、一度はやってみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
料理は他の家事と違い、結果が目に見え、そして周囲に評価される唯一のスキルです。
スキルが乏しい人の料理が美味しくない、スキルが高い人の料理は美味しい、という当たり前の構図だからこそ、スキルさえ磨けばどんな人でも一定水準まで上がるのは可能なんです。
そして評価をしてもらえるという点でも、料理は上手になればなるほど楽しくなるものです。
料理はやればやっただけ上達するのと、結果が出来栄えに直結しているので、上達していく過程がわかりやすいので料理を覚えるととても生活が豊かになるんです。
実家暮らしでお母さんに料理を任せっきりの女性や、忙しくて外食ばかりの一人暮らしの女性も、まずはごはんを炊くことから始めてみませんか?
これから結婚に向けて一番役に立つ自分磨きは料理以外にないと思いますので、やってみて一つも損はありませんよ。
この記事を読んでいただいた後に、料理を少しでもやってみようと思ってくださったら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
自分の好きなもからじゃだめなの?
男受けのいい料理からマスターしたい!