同棲前に知っておきたい!同棲から幸せな結婚をするために大切な4つのこと

結婚前に同棲すると、婚期が遅れる、結婚できないなどさまざまな意見が飛び交っています。
しかし、同棲が結婚に対して不利になるというのは絶対ではなく、同棲の末に幸せな結婚生活を送っている方も当然います。
結婚前に同棲することで生まれるその差とは、結婚につながるような同棲生活を送れていたかどうかが左右します。
つまり、結婚前の同棲のメリット、デメリットを知り、それを生活の中に活かしていくことが重要なのです。
目標とする結婚に向けて有意義な同棲にするために、一体どのようなことを注意すべきなのでしょうか?
同棲のメリットとデメリットを踏まえたうえで、結婚につながる方法をご紹介します。
Contents
同棲するカップルは結婚前提が多い
籍を入れない事実婚を選択する方も増えつつありますが、同棲するからには結婚したいと思うカップルが多いようです。
なぜなら同棲=結婚前提に考えている人が多いということを、次の研究結果から読み取ることができます。
結婚意向については、現在同棲中の人はより高い結婚意欲を持っており、わが国の同棲は「結婚前の試行段階」型であることが示唆された。
これは、同棲中の人が、結婚を望ましいパートナー関係として評価していることも示している。家族形成に関する実証研究Ⅱー東京大学
つまり、同棲は結婚の予行練習という意識を持っているカップルが多く、お互いを将来の夫・妻というイメージを持っていることになります。
結婚前に同棲することのメリットとは?
結婚前に同棲することで、得られるメリットは次の3つが代表的です。
そのメリットを最大限に活かすためにも、結婚生活をイメージしながら同棲生活を送ることが重要です。
お互いの生活スタイルがわかる
別々に暮らしていて休日のデートだけで会うという関係では、どのような生活を送っているのかが体感で理解できていない状態です。
つまり、同棲をして一緒に生活していくことで、お互いの生活スタイルがわかるようになります。
- 寝起きする時間の違い
- 育った環境の違い
- 食の趣味や味付けの好み
- お互いができる家事とできない家事が何か
このような生活習慣を知らずに結婚すると、そのギャップを埋めるのに苦労することも多いです。
好きで結婚したい彼と仲良く暮らすためには、同棲はとても有意義なものになるでしょう。
金銭感覚が結婚向きかがわかる
デート中のお金の支払いや選ぶプレゼントなどに、お金をかけ過ぎる、または極端にお金を出さない、といった金銭感覚が垣間見えるものです。
「浪費家は将来が不安」ということは想像しやすいのですが、結婚生活となるとまた別のところが重要になってきます。
それは、自分のお金の使いどころが似ているか、お金を貯められるタイプかの2つです。
- 服が好きでいくらでもお金を使う
- 便利でオシャレな、良いところに住みたい
- 食べ物にはお金を惜しまない
- 衣食住を差し置いてでも、趣味にお金をかけたい
- 将来をより良くするための投資は惜しまない
このように自分のお金を使いたい部分が共通していないと、結婚生活でのトラブルのもとになります。
同棲は一緒に生活をするので、付き合っている時点では知り得なかったお金の使い方がよくわかるのです。
そしてもう1つ重要な点は、お金が入ったらすぐに使ってしまうタイプは、貯金ができないということです。
例えば、子どもの頃に自分でお年玉を貯金できていた人は、貯金をする習慣が身に付いています。
つまり、貯金をせずにすぐに使ってしまう人は、大人になも貯金をすることは大きなハードルになります。
貯金額を確認しあうことも大切ですが、貯金ができる人かどうかをしっかり見極めることも結婚には必要なこと。
結婚前に同棲することで、お金にまつわるトラブルを回避できるのは大きなメリットといえます。
結婚準備がやりやすい
お互いに1人暮らし、またはどちらかが1人暮らしをしている場合、家賃や食費を折半できるので結婚資金を貯やすくなるのが同棲のメリットといえます。
しかし、お互いに実家暮らしの場合だけは、結婚前に同棲すると逆に出費が増えることがあることを理解しておきましょう。
そして結婚の日取りが決まった後は、挙式披露宴の準備とりかかるカップルが多いでしょう。
結婚準備は式場の下見や披露宴に関する打ち合わせなど、休日の度に頻繁にやる必要が出てきます。
同棲をしていれば待ち合わせをする必要がないので、結婚準備がより楽になります。
結婚前の同棲で起こりうる6つのデメリット
結婚前に同棲することで得られるメリットがある一方、同棲することがデメリットになることもあります。
では、結婚を前提とした同棲で、次にあげる6つのデメリットが起こる可能性があります。
デメリットを事前に知っておくことでトラブルを未然に防げることも多いので、これから同棲する方は特に知っておくべきといえます。
結婚のタイミングを見失ってしまう
同棲する期間をあらかじめ決めておかないと、ダラダラと同棲を続け、結婚へのタイミングを見失うことがあります。
特に結婚していないままの同棲は責任が発生していないので、彼にとって心地よく、けじめを付ける決意が揺らぐことも。
そんな気楽な同棲を続けると「このままでいいや」という気持ちになり、結婚する意欲が削がれてしまうことも。
また、同棲期間が長いと結婚への新鮮味がなくなるため、わざわざ結婚する必要がないという考えに至ってしまうのです。
もしも本格的なプロポーズを先延ばしにされた場合、いっそのこと自分から逆プロポーズすることも選択肢の1つとして考えてみましょう。
しかし、やみくもにプロポーズをしても失敗する可能性があるので、事前にしっかりとシミュレーションをすることが大切です。
同棲に対する考え方のズレ
結婚への予行練習も兼ねてする同棲ですが、まだ付き合っている段階なので簡単に別れられる状態です。
そして男性は結婚するか否かのお試し期間と考え、女性は結婚ありきの同棲という考えのズレが生じます。
つまり、「ダメだったら別れればいいや」という考えである彼と、「何が何でも結婚したい」と考える彼女というすれ違いが起こりやすくなります。
喧嘩が起こりやすくなる
「結婚するよりも離婚する方が大変」という話を、一度は耳にしたことがあるかと思います。
それは結婚は2人だけのものではなく、子供や親、親戚などが関わっているため、簡単には離婚に踏み切れません。
そのため、価値観の違いからくるトラブルなどが起きたとしても、結婚したからにはお互いに歩み寄って、関係を維持しようと努力するものです。
しかし、同棲の時点では歩み寄るよりも、お互いの意見を主張たり、遠慮や気使いが減って喧嘩が起こりやすくなるのです。
お金を自由に使えなくなる
結婚資金の目標額に達するまでは、できる限りの無駄な出費は抑えたいと思うものです。
結婚を前提にした同棲では、これまで自分の好きに使っていたお金が、自由に使えなくなることが、よくあります。
彼が会社や友達などの付き合いを優先させたり、趣味に没頭していたりすると、お金の自由がないことは大きなストレスになることも。
そして女性の方が結婚という目標意識が高く、日々の節約は当たり前と思って行動できます。
男性の場合は、倹約家や貯金が好きなタイプであれば、節約することも苦に思わないでしょう。
しかし、節約意識が低いと節約できるところでお金を使ってしまう、いわゆる「ちりつも」な出費をくり返す傾向があります。
- スーパーではなくコンビニを使う
- 用もないのにコンビニやドラッグストアに行く
- 缶コーヒーやペットボトルお茶をを飲む
- タバコをやめない、または本数を減らさない
- 電子マネーの利用金額を把握していない
このように、1回の買い物で数百円という少額だとしても、それが毎日積み重なると数千円へと膨らみます。
しかし、相手は無駄使いをしている感覚がないため、「何度言っても止めてくれない」というストレスを抱える女性はとても多いです。
家事の負担が増える
一人暮らしでも家事は一切やらない、そんなタイプの男性は同棲することで家事をしてくれことをメリットと考える傾向があります。
また、家事は女性がするものという考えを持っている場合、家事の分担に応じてくれないことも珍しくありません。
結婚しているならまだしも、付き合っている段階で家事の負担が増えるのは損だと思うのは当然です。
1人になりたいときになれない
さまざまな理由があって、何かを1人で考えたい、誰にも邪魔されたくない、と思うときは誰しもあるものです。
そして、1人でじっくりと考えたいと思うときに、同棲していると1人になりたくてもなれないことにストレスを感じることもあります。
特に結婚前は節約のために家賃の安い部屋にすること多いので、リビングも寝室も共有するため本当に1人になれる空間はトイレかお風呂でしょう。
どうしても1人になりたいときは、外で時間を潰す必要があることは心得ておきましょう。
同棲をする前に話し合うべき4つのこと
結婚前の同棲にデメリットがあるのは確かですが、同棲をする前の準備不足もトラブルが起こる一因といえます。
同棲したことが結婚へときちんと実を結ぶためにも、次の4つのことを事前にしっかり話し合っておくことが大切です。
結婚する時期を決めておく
同棲のデメリットでもあったように、結婚する時期を明確にしておく必要があります。
- どちらかの誕生日に入籍
- 同棲して1年後に入籍
- 結婚資金が目標額に達してから入籍
- 結婚式を挙げてから入籍
このように日取りをあらかじめ決めておくなどして、同棲を無駄に長引かせないようにすることが大切です。
また、式場の予約を入れる、親に日取りを伝える、といったプラスアルファの根回しも有効です。
生活費は折半しない
同棲におけるトラブルの最大の原因とは、生活費の折半と家事の分担の2つです。
生活費と家事は別物のように見えて、実は密接に関係していることが大きく関係しています。
つまり、生活費の割合と家事の負担と比較して、バランスが取れていないので不満に感じるようになるのです。
- 給料の額に差があるのに、生活費の折半は納得いかない
- 食事を食べる量が違うのに、食費の折半は納得いかない
- 彼が家事をした経験がなく、分担したくてもできない
- 家事を分担したものの、彼のやり方が適当すぎて気に入らない
- 家事を分担しても、彼の帰宅時間が遅いと自分がやる羽目になる
このように生活費を折半と家事の分担は、そもそも割に合わないといっても過言ではありません。
つまり、生活費と家事にまつわるトラブルを回避するためには、お互いが納得できる配分を話し合って決めることが大切です。
お互いが納得する配分とは、この同棲カップルの体験談がとても参考になります。

このように給料や食事、家事の負担を考えて、折半ではなく妥当な配分を決めることで、同棲がやりやすくなるのです。
家事は分担せずに一緒にやる
家事を分担してしまうと「担当場所以外はやらなくていい」という考えに至り、手伝おうという気持ちが生まれなくなります。
また、「分担せずに手が空いている人がやる」という方法では、次第にやる場所が固定されてしまうことが多いのです。
つまり、家事の分担でトラブルを起こさないためには、家事を分担せずに一緒に家事をすることをおすすめします。

このように一緒に何かをすることの楽しさを家事に向けると、思わぬ意外なメリットがたくさん生まれます。
- 自分流のやり方を教えられる
- 彼が得意な家事がわかる
- 2人でやると家事が早く終わるので、自由な時間が増える
- コミュニケーションする機会が増える
- 彼が得意な家事を率先してやるようになる
具体的にいえば、自分流の家事のやり方を彼が真似してくれると、やり方の違いにイライラしなくなります。
また、家事がコミュニケーションをする時間になるので、同棲生活を順調に楽しく送ることができます。
そして一緒に家事をするときは、うまくできたときに褒めてあげることが重要なポイント。
男性はおだられることに弱い生き物なので、褒められると気分が良くなると、家事を自分から率先してやってくれるのです。
しかし、毎日の帰宅時間に差がある場合は、すべての家事を一緒にやるのは無理があるのも確かです。
そんなときは休日だけでもいいので、一緒に家事をする時間を作るようにしましょう。
価値観は違って当たり前と割り切る
どんなに好きな相手でも育った環境が違うので、価値観が違って当たり前という心構えを持ちましょう。
そもそも価値観とはあくまでも個人の考え方であって、正しい、または間違っているという判断はできないものです。
つまり、世間でいう価値観の違いで別れてしまうカップルとは、相手の価値観を受け入れられなかったという証拠です。
自分とは違った価値観を持っている人と一緒にいると、理解できずにイライラしたり、ストレスを感じたりすることも確かにあるでしょう。
しかし、価値観の違いを受け入れると、これまでとはまったく違う世界を見られる可能性が秘められています。
つまり、今までとは違った視点で物事を見ることによって、柔軟性を持った考え方ができるようになるのです。
違った価値観を受け入れることは簡単ではないものですが、次のように考え方をすこし変えるだけでより理解しやすくなるでしょう。
- お互いの価値観について、包み隠さずにしっかり話し合う
- 自分の価値観が正しい、という価値観を捨てる
- 相手の価値観が理解できなくても、頭ごなしに否定しない
- 違う価値観は新たな発見と考える
まとめ
いかがでしたか?
結婚前の同棲に反対意見があるのは、デメリットを把握せずに見切り発車で同棲したことが原因といえます。
トラブルが起こるものと想定して、事前の話し合いをしっかりすることがとても重要です。
また、実際に暮らしはじめてから、新たなトラブルが発生することもあります。
予想外の事態になったときに「途中で方針を変えることもある」ということも、事前に決めておきましょう。
なぜなら、一度は二人で話し合って納得して決めたことを、変えたいと言い出すことに躊躇する女性も多いからです。
あらゆる可能性を考えて先手を打っておくことも、同棲前の準備で大切なことなのです。
そして、お互いにどんなに違いがあったとしても、お互いの思いやりと気使いができれば結婚への道は近いといえます。
幸せな結婚生活を送るためにも、同棲を有意義なものにしてください。
だいたい彼6:私4の割合です。