女性なのにふんどし?快適さだけじゃないふんどしの魅力とは?

ふんどし、と聞くと昔のおじいちゃんが着用していた下着、というイメージが強いですよね。
ですが今は女性が身につけるふんどしが、今じわじわと人気が出ているのをご存じでしたか?
ふんどし=白い布と紐という形が日本古来の物ですが、女性用のふんどしは形や色も様々あり、ふんどしよりも下着に近いの物もあるんですよ。
それを身に付けることによって、身体にいい変化をもたらしてくれることが期待できるのです。
ではふんどしにまつわる魅力を、様々な角度からご紹介します。
Contents
ふんどしに注目が集まる理由とは?
機能性の高い下着も多い中、なぜふんどしが人気なのでしょうか?
そこには現代の女性が悩まされている冷え性やむくみなどが、下着の締め付けや合繊によるムレが原因の一つとして考えられているからです。
確かに合繊の可愛い下着は確かに見た目もよく、女性心をくすぐりますよね?
ですが合繊のパンティーを履くことで、こんなデメリットがあるのです。
- 締め付ける下着は血液の流れを遮り、皮膚温度が下がる
→冷え性やむくみの原因 - 締め付けの強い下着が通気性を失い、皮膚呼吸を妨げる
→かゆみや臭いを誘発するムレの原因 - 酸素が少ない部分は細菌の住処(すみか)となる
→カンジタ症や膣炎を引き起こす - 身体の疲労困憊を引き起こす
→身体にストレスを与えてしまう
参考:日本ふんどし協会HP
冷え性やむくみなど、女性の悩みは実は下着からきているという衝撃の事実。
合繊の下着を履いていることで、こんなにも身体にとってリスクのあるものだと思いもしなかったですよね?
そして下着のゴムの締め付けや擦れることで、ビキニラインの色素沈着の原因にもなります。
だからこそ身体の悩みを解消するために、ふんどしを愛用する女性が増えるのも頷けますね。
女性におすすめのふんどしの種類

引用元:SHAREFUN http://sharefun.jp/
越中ふんどし
形としては従来型の帯状のふんどしを、越中ふんどしと言います(※画像右側)
紐の両端をお腹の中央に結び、布を股下に通して前に持っていき、結んだ紐の間に通します。
そして残った布は前に垂らすだけで、着用するのはとても簡単です。
デメリットとして、トイレの時に脱ぎ着が少し面倒なのと、パンツなど服によっては前の布が邪魔になったり響いてしまいます。
ですが前の布が二重になっているので、下腹部を温めてくれる効果があります。
もっこふんどし
越中ふんどしは長方形ですが、もっこふんどしというタイプは通常の下着と同じように裁断されていて履きやすいのが大きな魅力。(※画像左側)
形としては「ひもパン」と似ていますが、結ぶ位置が片方だけという違いがあります。
越中ふんどしと違ってとにかく履きやすいのと、デザインも普通のパンティーと変わらない物も多く売られています。
ふんどしビギナーの女性にとっては、抵抗なく履けるタイプでしょう。
そしてお尻をすべて覆うフルバックが通常ですが、タンガ(Tバック)の物もあり、普段からタンガを愛用している女性にもおすすめです。
ふんどしならではの嬉しい効果とは?
ふんどしを履くことで、女性にとって嬉しい様々な効果をもたらしてくれます。
そこでどのような効果があるのか、ひとつづつご紹介します。
締め付けがないから楽
通常のパンティーのようなフィット感はないですが、逆をいえば締め付けられないので身体が楽です。
ゴムを使用していないので、ビキニラインが締め付けられて痛いというパンティー特有の悩みから解放されます。
加えてビキニラインの色素沈着の進行を食い止める効果も期待できます。
通気性が良く蒸れない
合繊の下着のようにぴったりと身体にフィットしていないので、通気性がよく蒸れません。
女性用のふんどしに使用されている生地は、綿、リネン、麻、シルクなどの天然繊維が基本。
肌に優しい上に蒸れにくいので、下着によるかぶれや痒み、湿疹の予防に効果的です。
蒸れないことでデリケートゾーンの臭いの原因である、雑菌も繁殖しにくくなるので、膣炎などの病気も起きにくくなります。
そして汗を多くかく夏などに起こりやすい、あせもも起こりにくいので、特に暑い季節にもおすすめです。
冷え性改善
締め付けがないことで全身の血の巡りがよくなるので、身体が温まりやすくなります。
特に越中ふんどしは下腹部を2枚の布で覆ってくれるので、お腹の冷えに効果抜群です。
冷え性に悩む女性には特に試して欲しいと思います。
そして血行がよくなることで、肩こりの改善にも一役買ってくれるのです。
むくみの改善
締め付けによる血行不良は冷え性だけでなく、様々な体調不良の要因になります。
その中でもむくみは女性にとって大敵なのですが、解消するのはなかなか難しいことも。
原因が似ているからか、むくみと冷え性を併発している女性も多いのではないでしょうか?
その両方に効果が期待できるふんどしの効果は嬉しいですよね。
むくみが解消されると同時に、「便秘気味だったのも改善された!」という声もあるほど、ふんどしの効果の高さには驚かされます。
生理痛の緩和
そして意外に思われるかもしれませんが、生理痛の緩和の効果を実感している女性も多いです。
実は締め付けによる血行不良も、生理痛を引き起こす原因のひとつでもあるのです。
生理痛に悩んでいる女性には、下腹部を温めてくれる越中ふんどしを選ぶと効果的。
お腹を温めることで痛みが緩和された、という経験を持つ女性も多いのでは?
越中ふんどしに変えることで、常にお腹を温めてくれるので、生理痛に効果があるのも頷けます。
そして中には生理中にふんどしと布ナプキンと併用し、さらなる生理痛へのアプローチをする方もいるくらいです。
ふんどしのデメリットとは?
良いこと尽くめのふんどしですが、残念ながらデメリットも存在します。
ですがやり方次第でカバーできるものなので、ふんどしを実際に使う時の参考にしてみて下さい。
トイレの脱ぎ着が面倒
通常と同じ形のもっこふんどしであれば、紐を解く→結ぶだけで面倒なことはありません。
ですが越中ふんどしの場合は前の布を調整する必要があり、慣れるまでにトイレが少し面倒になってしまうことも。
越中ふんどしを着用している時にトイレに入る場合、紐を解かずに布だけを引き抜き、布を手に持った状態でトイレを済ませ、布を再び布を定位置に戻す方法が楽ですよ。
パンツスタイルには適さない
日中にもふんどしを着用し、効果を得たいと思っている女性もいるでしょう。
もっこふんどしの方が紐の部分がパンツに響いてしまったり、越中ふんどしは前布がもたつくのでタイトなボトムスには適していません。
そしていくら通気性が良いふんどしを履いていても、ボトムスがぴったりしていては効果が半減してしまいます。
ふんどしを響かせない、通気性の良さを最大限に活かすためにも、ボトムスはスカートやガウチョパンツのようなゆったりしたものが最適です。
生理中は横漏れに注意
生理中に通気性の悪い下着を履くと、臭いや痒み、かぶれの原因になるムレが発生しやすくなります。
そんな時こそ通気性の良いふんどしにすることで、ムレが原因で起こる悩みを解消できます。
それに加えて生理痛の緩和の効果もあるので、
「生理中こそふんどしを履きたい!」
と思う女性は多いのではないでしょうか?
ですがパンティーと違って足周りのゴムがないので、横漏れをしやすいデメリットがつきまといます。
生理中にふんどしを履く時のポイントとして、
- ナプキンではなくタンポンを使う
- もしくはタンポン、ナプキンを併用
- 量の多い日はなるべく避ける
この3つが挙げられます。
多い日でもこまめにトイレに行ける自宅なら構わないのですが、外出時などで気軽にトイレに行けない環境の場合は避けた方が無難です。
なるべくなら初日か、3日目以降の量が少なくなった時から、生理中のふんどしを始めてみることをおすすめします。
「夜だけふんどし」から始めてみましょう!
一日中ふんどしを着用した方が、健康の効果が期待できるのは確かです。
ですがパンツスタイルが好きな方やスカートをはかない女性にとって、日中に着用することをためらってしまいますよね?
ですがふんどしは一日中履かなければ、効果がないわけではありません。
ふんどしは就寝時だけでも、身体への嬉しい効果が期待できるのです。
生きていくために重要な睡眠時にふんどしを履くことで、睡眠の質を上げることができるのです。
睡眠はただ長時間寝ればいいわけではなく、質の良い睡眠を取ることで、初めて疲れを取ることができるのです。
そこで締め付ける下着を履いて寝ることで、以下のような睡眠への弊害が考えられます。
- 寝つきが悪くなる
- 本当に熟睡できない
- 目覚めが悪い
朝がすっきり起きられない原因は、下着の締め付けだった!という可能性もあるのですね。
今まで当たり前のように履いていた下着が、知らず知らずのうちに身体を拘束していたという証拠なのです。
心身の疲労を取れる睡眠を取るために、ふんどしを着用して寝てみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
ふんどしが人気だと聞いて、にわかに信じられない気持ちになりましたが、人気が出るのも頷けます。
ふんどしを履くだけでこれだけの心身の健康に効果があるならば、試してみる価値はかなりありますよね。
今は「おしゃふん」と言われる、見た目にも可愛い、気分が上がるようなふんどしもたくさん出回っています。
使用している生地も肌触りがいい綿や麻などの天然素材なので、肌への影響も考えられているので安心です。
今までの下着では得られなかった解放感が心地よく、やみつきになってしまうかもしれませんよ?
ふんどしの魅力をお伝えしてきましたが、気になる方への手助けになれば嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。