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布ナプキンの良い効果とは?デメリットと安全な使い方4選

数年前から人気が出始めた、布製のナプキン。

「使い始めたらもう紙ナプキンには戻れない!」という女性もかなり多いようです。

ですが紙ナプキンやタンポンの利便性と比べると、布ナプキンになかなか移行できないと思う方も多いのではないでしょうか?

そこで布ナプキンにまつわる身体への効果、危険性などをご紹介します。

 

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布ナプキンで得られる効果とは?

ムレない・かぶれない

紙ナプキンは吸収力は抜群にいいのですが、漏れ防止のビニール素材を使用していることによってムレることが多いです。

それのムレが原因で起こる、デリケートゾーンのかぶれと痒みに悩まされる女性も少なくありません。

ですが布ナプキンは綿やシルクなどの自然由来の素材なので、吸収力がありながら通気性がよくムレにくい特徴があります。

ただし月経血を吸い込むスピードは紙ナプキンに比べると劣るので、少し肌がベタつく感覚があります。

 

生理特有の嫌な臭いを軽減

月経血そのものは無臭、ということをご存じでしたか?

無臭のはずの月経血が匂う原因は、ナプキンのムレによって雑菌が繁殖することで、あの独特な嫌な臭いが発生するのです。

漏れを気にしてぴったりした下着を付けたり、スキニージーンズなどのきつい服を着ることで、さらにムレやすくなる原因に。

紙ナプキンであれば下着や服に気を使い、そしてこまめにナプキンを取り換えて臭いの発生を防ぐしかありません。

ですが布ナプキンであれば通気性が良いので、ムレにくい=臭いも発生しにくくなるのです。

 

 

布ナプキンのデメリット

初期費用がかかる

布ナプキンは当然1枚では足りないので、5~10枚くらいは数を揃えなければ回転できません。

安いものであれば一枚1,000円以下の物もありますが、やはり数を揃えるとなると最低一万円以上は必要になります。

数年使えるものではありますが、長く使うとどうしても汚れが落ちにくくなるので新品に交換しなければなりません。

他には血液専用の洗濯洗剤も買い揃える必要があり、それなりのお金がかかってしまいます。

 

洗うのが面倒

紙ナプキンならば使い終わったら丸めて捨てるだけですが、布ナプキンは洗って繰り返し使うもの。

しかも月経血はなるべく早く洗わないと落ちにくくなるので、その日に使ったナプキンは当日に浸け置いてから洗濯するのが鉄則です。

生理中だけとはいえ、使ったらすぐに洗うのは結構な手間でもあります。

そして自分の身体から出たものとはいえ、月経血が付いたナプキンを手洗いすることに抵抗を感じる方も少なくありません。

着用時は気にならない臭いでも、さすがに手洗いする時は臭いが出るのが嫌だ、という女性も多くいます。

 

外出時に使用済みを持ち歩く

当然の話ですが、紙ナプキンならばトイレに備え付けのゴミ箱に捨てれば済みます。

ですが布ナプキンは使用済みを持ち帰って、家で洗わなければなりません。

使用済みを持ち歩きたくない、と思う方は布ナプキンには向いていないでしょう。

 

感染症の可能性がある

血液を介して感染する病気を万が一持っていた場合、第三者に感染する可能性があります。

HIVや肝炎などのウイルスを持っていることに気付いていない人も多く、知らない内に感染させていた、という可能性もゼロではありません。

家庭で発生する生理用ナプキンのうち感染性ウイルスに汚染されたもの(または汚染の可能性があるもの)は、この感染性廃棄物に準じて処理されるべきと考えられます。
現在の主流である紙ナプキンの処理は、血液に触れないように折りたたまれて、トイレ内のゴミ箱に保管、燃えるゴミとして処理されています。この方法だと、血液が人に触れることもなく安全に処理されています。
しかし、布ナプキンの場合はどうでしょうか?布ナプキンに付着した血液が感染性廃棄物であるという認識を持つ人はほとんどいません。
布ナプキンを紹介している個人のサイトやブログ、布ナプキン販売店でも、感染症について触れているところはほとんどありません。布ナプキンは、最近口コミやインターネットで広がり、ユーザが増えています。事故が起こる前に、多くの人がこの問題を知る必要があります。布ナプキンの安全性

何かのウイルスに感染してなければ問題ないのですが、知らないよりは絶対に知っておいて欲しい知識です。

たかがナプキンと思ってしまいがちですが、その意識は危険だと知っておいてくださいね。

 

生理痛が軽くなるって本当なの?

本来ならばメリットの項目に入れるべきかもしれません。

ですが生理痛が軽くなると感じる方も確かにいらっしゃいますが、すべての方に当てはまるとは言えないのが現実なのです。

布ナプキンによって生理痛が軽くなると言われる理由として、身体に優しい布ナプキンを付けることによる気持ちの変化(プラシーボ効果)による部分が大きいのです。

医学的根拠があるわけではなく、これで生理痛が軽くなるという自己暗示のようなものです。

布ナプキンにすることで気持ちに変化が起きて辛い症状が軽くなるのであれば、やってみる価値はおおいにあると思います。

ですが絶対に生理痛が軽くなるというわけではないので、

「期待外れだった」「生理痛に効果なし」と訴える女性も少なくありません。

 

そしてもう一つ、紙ナプキンを悪者扱いして布ナプキンを正当化するのも疑問に思います。

紙ナプキンの吸収体である石油由来の高分子ポリマーが、生理痛や子宮内膜症、不妊症の原因だという説です。

その高分子ポリマーが皮膚から体内に吸収されるからという説ですが、そもそも体内に吸収されることなどあり得ない話なのです。

そして大人の女性よりも抵抗力のない、赤ちゃんの紙おむつにも高分子ポリマーが使用されています。

赤ちゃんに使って何の問題もないのに、大人になった途端に危険になるのは不思議です。

このような医学的根拠に基づいていない情報は、あまり信じないようにしましょう。

 

布ナプキンを試す価値のある人は?

デメリットだらけの布ナプキンに思えますが、試してみる価値のある方も確かにいます。

  • 紙ナプキンのかぶれや痒みに悩んでいる
  • 生理痛が軽くなる可能性に賭けてみたい

紙ナプキンが原因のかぶれや湿疹に悩んでいる女性は、最も布ナプキンを試した方がいいと言えます。

タンポンを使うという手段も確かにありますが、体内に異物を挿入することに抵抗を感じる方もいますよね?

布ナプキンならば抵抗なく始めやすく、肌への負担も圧倒的に低いのでおすすめできます。

 

そして生理痛が辛いけれど、ピルなどの薬には頼りたくない方や、身体に影響のない方法で生理痛が軽減するなら何でも試したい、という方は布ナプキンを試してみるのも一つの方法です。

先にお伝えしたように医学的根拠はないものの、気持ちの面から生理痛が軽減されている方も多くいらっしゃいます。

副作用が心配される漢方薬やピルを使用する前に、布ナプキンでどれくらいの効果があるのか試してみるといいでしょう。

 

布ナプキンの安全な使い方とは?

布ナプキンは使い方次第によっては、紙ナプキンを使った方がいい場合があります。

特に初めて布ナプキンを始める方のために、安全な使い方をご紹介します。

初めては月経血が少ない日から開始

布ナプキンに対する不安といえば「漏れないかな?」と思う方がほとんどではないでしょうか?

その不安を払拭するためには、まずは月経血が少ない初日、もしくは3日目以降の後半から開始しましょう。

多い日にいきなり初めて、結果漏れてしまい挫折してしまう方もいるようです。

もしくは少ない日だけは布ナプキンを使用する、外出しない日だけは布ナプキンを使う、という風に使う場面を分けると心配なく使用できます。

 

一体型よりもハンカチタイプがおすすめ

布ナプキンにはいくつかの種類があり、

  • 下着に固定するホルダーと吸収体が合体している一体型
  • ホルダーと吸収体が別になっていて組み合わせて使うタイプ

この二つに大きく分類されます。

一体型の方が防水布が入っていることと、ずれる心配がなく良さそうに感じますよね?

ですが外出時に使用後を持ち帰る時に嵩張ることに加え、洗濯がしにくいのでおすすめしません。

布が何枚も重なっているので汚れが落ちにくく、加えて乾きにくいので雑菌が繁殖しやすいです。

使うのであれば後者のホルダーと吸収体が別のタイプですと、吸収体だけを洗濯すればいいので汚れの落ち具合も目視でしっかり確認できます。

吸収体の種類は3種類あり、

  • パッド型(防水布がないので重ねて調整)
  • ハンカチ型(折り畳んで使う・防水布なし)
  • ライナー型(軽い日やおりもの用)

中でもハンカチ型が洗いやすく、使いやすいのでおすすめです。

名前の通り一枚の布のハンカチ型ですが、折り畳むので吸収力が高いのと、洗濯後に干してもナプキンに見えないのが人気です。

 

洗い方と殺菌に細心の注意を

基本的な布ナプキンを洗う際の手順は以下の通りです。

基本的な布ナプキンの洗濯方法
  1. 月経血を簡単にすすいで予洗いする。お湯は血液が固まるので、水かぬるま湯で。
  2. 洗面器一杯くらいの水かぬるま湯に大さじ一杯のセスキ炭酸ソーダを溶かし、3時間~半日浸け置く
    汚れが残っている場合は浸ける時間を延長すると良い
  3. 洗濯機に入れて普通に洗う(柔軟剤は吸収力が落ちるので入れない方がよい)
  4. 出来るだけ日光に当てて干す(殺菌消毒効果のため)

セスキ炭酸ソーダは100円ショップでも売っているので、手に入りやすいです。

他には血液専用の洗剤や、殺菌・抗菌作用のあるアロマオイルで浸け置くという方法もあります。

おすすめなのはティーツリー、ラベンダー、ローズマリー、ゼラニウム、ユーカリ、ヒノキなどが、この方法に適しています。

 

そして出来れば外に干して日光で殺菌消毒をするのがいいのですが、外に干せない人もいますよね。

その場合は外でなくても直射日光が当たる窓側などに干せば、外と同様の効果が得られるそうです。

 

着古した服で布ナプキンを手作り

布ナプキンはきちんと手入れをすれば、3年くらいは使えると言われています。

ですがやはり使い続けるうちに汚れも落ちにくくなり、きちんと洗濯して干しても臭いが出てきてしまうことも。

そうなったら潔く捨てて、新しい物を使った方がいいでしょう。

ですが毎回買わなくても、部屋着などで着ていたTシャツなどを再利用して、布ナプキンの吸収体を手作りするのもおすすめです。

ハンカチタイプなら四角に裁断して端を縫うだけですし、パッド型でも同じように型を取って2枚縫い合わせれば完成します。

その時になるべく綿が多い素材で、肌に優しくて水分を吸収する素材を使うようにしましょう。

そしてたくさん作れれば使い捨ての布ナプキンとして使えるので、洗濯の手間と感染症のリスクが激減ます。

ホルダー(画像のように下着に固定するタイプの物)だけは購入しなければなりませんが、手作りの布ナプキンを使えばコストもかなり抑えられるので一石二鳥以上のメリットがありますよ。

 

まとめ

いかがでしたか?

布ナプキンに関しては本当に賛否両論、真っ二つの意見が飛び交っています。

確かにデメリットや危険な面もありますが、使い方次第では生理の悩みを解決できるアイテムとして活躍してくれると思っています。

洗濯を怠らないことと、布ナプキンにまつわる危険性をきちんと理解していれば、間違った使い方はせずに済むはずです。

そして使っている方は本当に心地よいので手放せない、という声もたくさんあるので、メリットを感じている方が多いということですよね。

布ナプキンにまつわる不安や疑問を解消した上で、かぶれや生理痛に悩む女性は、一度使ってみてはいかがでしょうか?

この記事がその手助けになれたら嬉しく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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