お見合い結婚で幸せになれるって本当?恋愛結婚にはない7つのメリット

お見合い結婚といえば昔のもの、というイメージが強いかと思います。
しかし、お見合い結婚には恋愛結婚にはない、さまざまなメリットがあることをご存知でしょうか?
お見合い結婚は離婚率が低いという話もあり、お見合い結婚の良さが見直されはじめているのです。
そこで、恋愛結婚との違いやメリット、お見合い結婚を実現させる方法までご紹介します。
Contents
お見合い結婚と恋愛結婚の割合とは?
かつては結婚といえばお見合いという認識でしたが、女性の社会進出が加速するにつれ、お見合い結婚は少数派へと変わりました。
恋愛結婚とお見合い結婚の割合は、次のデータから読み取ることができます。
1965年頃を境にお見合い結婚と恋愛結婚が形勢逆転し、現代に至っては恋愛結婚が9割を占めているのです。
しかし、少数派ながらもお見合い結婚を選択する方がいるのは、時代関係なくお見合い結婚の良さがあることが背景にあるのです。
お見合い結婚が持つ6つのメリット
時代錯誤と言われかねないお見合い結婚ですが、恋愛結婚にはない良さやメリットとはどのようなものなのでしょうか?
そこには家と家をつなぐ役割という、お見合い結婚ならではの結婚に対する意識の違いが関係しています。
1.相手の素性を先に知ることができる
お見合い結婚は相手がどのような家庭で育ったのか、またどのような人物なのかを結婚前に知ることが可能です。
特に親や友人、知人の紹介であれば、自分に合いそうな人を探してくれるため、結婚後のミスマッチが起きにくいといえます。
恋愛関係では相手のことをすべて知っているつもりでも、実はひた隠しにしていることがあるものです。
また、いつでも別れられるという不安定な関係であるからこそ、すべてをさらけ出す勇気が出ないという面もあるでしょう。
そのため恋愛結婚では結婚してから問題が発覚し、最悪の場合は離婚に発展することも珍しくありません。
例えば、借金や家族間の問題など、恋愛中には言いたくないことが結婚後に露呈してトラブルに発展する可能性も考えられます
2.両家の関係が良好になる
お見合い結婚は相手の親だけでなく、親同士も顔を合わせるものです。
本人同士だけでなく、親同士も結婚を望んでいるため、結婚後の関係も良好に保ちやすくなるのです。
恋愛結婚の場合、交際中に相手の親と仲良くなるという人も少なからずいることでしょう。
しかし、大半のカップルはお互いに結婚の意思を固め、それから両親に挨拶することが多いのが現状です。
挨拶だけでは本当の相性が分からないため、反対されたり、結婚後に嫁姑問題が発展したりする可能性も否定できません。
3.結婚までの期間が短く済む
「ご縁があればとんとん拍子に話が進む」といわれるものですが、ことお見合いに関しては完全なる結婚前提です。
つまり、恋愛結婚のように交際を挟む期間が最小限であるため、最速のスピードで結婚できるのが大きなメリットといえるでしょう。
つまり、お見合い結婚とは、結婚はしたいという希望がありながら、恋愛がうまくできないことに悩んでいる、そんな方にはおすすめの方法といえるでしょう。
- 恋愛よりも結婚をしたい
- 恋愛経験がなくて結婚できるか不安
- 好きになる人がなかなかできない
- 恋愛するのが面倒
恋愛がうまくいかないことで悩んでいる方は、次の記事も参考にしてみてください。
4.相手の良いところを見つけやすい
お見合い結婚は信頼関係を一から築いていくことになるので、恋愛結婚にはない新鮮味と楽しさがあります。
また、お見合い結婚は相手の評価がゼロからスタートするため、相手の良い部分を見つけやすくなるのです。
恋愛結婚では相手を知り尽くし、「この人しかいない!」と相手への評価が高い状態からスタートします。
しかし、夫婦になるとさまざまなことが起きるもので、生活を続けていくうちに相手への評価が徐々に下がっていくもの。
つまり、恋愛期間なしでお見合い結婚したとしても、結婚してから恋愛できるため、仲の良い夫婦関係を持続できるのです。
5.恋愛感情に振り回されることがない
恋愛期間はお互いに良いところを見せようと繕ったり、嫌な部分があっても言い出せずに我慢したりするものです。
しかし、結婚をして夫婦になると関係性が徐々に変わり始め、お互いに初めて知る部分が出てきます。
それが良い部分なら問題ないのですが、どうしても悪い部分の方が目に付きやすいことが多いのです。
まだ交際中だった頃の良かった時期を知っているからこそ、過去とのギャップに苦しむことも珍しくありません。
また、相手がギャンブル好きなどトラブルの種を持っていても、どこかに好きという感情があると相手を許し、流されてしまうこともあります。
つまり、交際期間を持たないお見合い結婚では、比較対象がないので新たな関係を築くことに専念できるのです。
ギャップを感じることなく、相手の良い部分を見つけやすいのもお見合い結婚のメリットといえます。
6.結婚生活の希望を話し合える
結婚することがすでに決まっている出会いなので、結婚生活への具体的な話し合いができます。
- 子供が欲しいかどうか
- 子供ができたら仕事はどうするか
- 新居の場所はどこにする
- 親と同居する希望があるか
- 親の老後はどうするか
金銭感覚や生活のペースなどは、恋愛中でも話し合いは可能です。
しかし、親の介護などの分かり得ない先々のことを、付き合っている段階で話し合いをすることは少ないでしょう。
そのため恋愛結婚ではこのような具体的な話し合いをしないまま、交際の延長線という流れで結婚してしまうことが多いのです。
つまり、即結婚のお見合いでは時間の猶予がないため、より深い話し合いをする必要があるのです。
それが結果的に結婚後に考え方のミスマッチを防ぎ、円満な夫婦関係を築くことができるのです。
お見合い結婚は離婚率が低いのは本当?
平成27年の厚生労働省の調査では、婚姻数が下がり、離婚率が増加したというデータが発表されています。
婚姻件数は 63 万 5096 組で、前年の 64 万 3749 組より 8653 組減少し、婚姻率(人口千対) は 5.1 で前年と同率となっている。
(6) 離婚件数は増加
離婚件数は 22 万 6198 組で、前年の 22 万 2107 組より 4091 組増加し、離婚率(人口千対) は 1.80 で前年の 1.77 より上昇している。 厚生労働省ー平成27年人口動態統計月報年計
3組のうち1組が離婚するといわれはじめてから年数が経過したものの、その状況に大きな変化がないようです。
ところで、お見合い結婚は恋愛結婚よりも離婚率が低いという説がある、ということをご存知でしょうか?
しかし、離婚した夫婦が恋愛結婚、またお見合い結婚かという調査はされておらず、お見合い結婚の離婚率が低いという国の公式データは存在しないのです。
では、なぜそのような説があるのかというと、離婚理由を調査したデータが大きく関係していると考えられます。
恋愛結婚する率が9割近いことから考えると、これらの理由で離婚するのは恋愛結婚した夫婦といえるでしょう。
そして最も多い理由が「性格が合わない」ということは、交際期間を経ていたとしても、結婚後に性格の違いにはじめて気が付くということを裏付けています。
つまり、結婚前にじっくり話し合いができるお見合い結婚であれば、これらの離婚理由が起きるリスクが低くなるといえます。
ただし、DVに関しては、自分の言動をDVと意識していない男性が多いという現状があります。
結婚後に何らかのトラブルが起きてから、相手のDVが発覚することもあるため、お見合い結婚でもDV被害に遭う可能性があるといえるのです。
そのような心構えを持っておけば、万が一、DVと感じる出来事があっても冷静に対処できるはずです。
総じていえることは、お見合い結婚のメリットそのものが離婚率を下げる要因になっていると考えられるでしょう。
お見合い結婚に後悔、失敗する3つの条件
離婚率が低い可能性があるとはいえ、お見合いで結婚を選択したことで後悔する、失敗したと感じる方も当然います。
メリットを最大限に感じる方とそうでない方、その両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
焦って結婚を決めた
周囲の人が次々と結婚していくと、1人取り残されてしまうことに焦る女性は多いです。
特に女性は出産を考えると年齢のリミットがあるため、結婚までの時間がないと焦ってしまうのです。
結婚という既成事実を求めるあまり、お互いの相性を知るための話し合いをろくにしないままでは、うまくいかないのも当然といえるでしょう。
また、紹介してくれた方からの強いすすめがあると、迷っている暇もなく押し切られてしまうこもあります。
これはお見合い結婚のデメリットといえますが、事前に話し合いをしてお互いに縁がないと判断すれば相手も納得してくれるはずです。
お見合い結婚がうまくいくのも失敗するのも、すべては話し合いにかかっているといっても過言ではありません。
いいところばかりを見せた
結婚したい気持ちが強いことに加え、相手を気に入った場合、何が何でもこの機会を無にしたくないと思ってしまうものです。
そのため、相手の前ではいいところばかりを見せ、いい女を演じようと無理をしてでも頑張ってしまう女性も少なくないでしょう。
相手が繕っている自分を気に入って結婚したとしても、結婚できたことの安心感で遅かれ早かれメッキは剥がれるものです。
相手に「こんなはずじゃなかった」と思われてしまうと、築き上げた愛情も冷め、結婚に失敗してしまうのです。
条件だけで相手を選んだ
相手の容姿や年収、学歴など、理想の結婚相手の条件を挙げればキリがないものです。
しかし、結婚相手とは条件ではなく、お互いへのやさしさと思いやりが持てるかどうかが重要なのです。
条件だけで相手を選んでしまうと、さまざまな価値観の違いや金銭感覚など、本当に知っておくべきことを知らずに結婚する可能性が高くなります。
本当に収入面の条件を最優先させたいのであれば、相手がどのような人であっても受け入れるという覚悟が必要ともいえるでしょう。
しかし、そのような状態で一緒に暮らすのは限界があり、結果的に失敗してしまうのです。
お見合い結婚で幸せになれるコツ
お見合い結婚をしたからといって、全員が幸せになれるという保証はありません。
恋愛かお見合いかにかかわらず、結婚生活は他人と一緒に仲良く暮らす術を見つけていく努力が必要なのです。
そこで、お見合い結婚で幸せと感じている方の口コミを参考にして、幸せになれるコツを探っていきます。
理想よりも現実の生活を第一に考える
結婚生活への理想は、女性であれば誰しも持っているはずです。
しかし結婚は1人でするものではなく、相手と家族も関わるため、なかなか理想通りにいかないのが現実です。
結婚とは一緒に暮らしていくことを最優先考え、理想は持たない方が幸せになれるといえます。

広い心を持って受け入れる
恋愛、お見合い関係なく、夫婦でいる以上は些細なことでイライラしたり、機嫌が悪くなったりすることは日常茶飯事でしょう。
そこでグッと我慢してしまうと、遅かれ早かれ、その不満が爆発して大喧嘩になりかねません。
しかし、人間である以上誰しも欠点があるもの、という心構えをしておくと、夫婦生活も円満になるといえます。

だから、正直イラっとすることもありますが、私も完璧な人間じゃないしなーと思うとイラっとする気持ちが収まります。おかげで、結婚して喧嘩は一度もないです。
こちらの体験談にあるように、「相手のいいところだけ見る」というのは、そう簡単にはできないことです。
すなわり、一から関係を築いていくお見合い結婚だからできることといえるでしょう。
恋愛感情よりも家族愛を優先する
恋愛せずにお見合い結婚をした場合、結婚後に恋愛をする夫婦が多いのは確かです。
しかし、恋愛感情にこだわるよりも、その先の家族愛を育むことを優先させる方がより幸せに近づくといえます。

恋愛感情よりも強い家族の絆なので、冷めるということは一切ないです。
恋は相手の長所しか見えませんが、お見合いの場合は最初から自分の許容範囲内の条件で選んでますし、特に熱くなって盲目になっているわけではないので過度な期待をせずに済みます。お見合いだと「こういう人なんだ」と受け入れることができるので、離婚率は低いと思います。
また、相手への期待値が高くないため、欠点を受け入れやすくなることにつながります。
お見合い結婚とは家族前提と考えておく方が、安らぎを与えてくれる家庭を築くことができるでしょう。
お見合いをする方法とは?
恋愛結婚が当たり前になったことで、お見合いをしたくてもどうすればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
お見合いをするためには、2つのルートのどちらかを選ぶ必要があります。
親や知人からの紹介
親や友人、知人などから、身元のはっきりした独身男性を紹介してもらう方法が一般的でしょう。
この方法のメリットといえば、自分を良く知っているからこそ、合いそうな人を紹介してくれることにあります。
また、相手の親や家柄、相手の人柄も把握しているため、余計な心配をせずに相手に向き合えるでしょう。
ただし、知り合いの方の顔を潰すかもしれないという不安から、断りにくいと感じることがデメリットといえます。
婚活サービスを利用する
昔ながらのお見合いといえば、地域にいる仲人さんや、結婚の世話を焼くのが好きな人が関わっていることがほとんどでした。
いわゆる「くっ付けたがるお節介な人」が減っている今、親や知人の紹介以外は現実的ではないのが現状です。
しかし、簡単に断れない雰囲気が重荷に感じる、周囲の人を巻き込みたくないと考える方もいるでしょう。
そんな方には、お見合いをセッティングしてくれる、仲人協会や結婚相談所といった婚活サービスを利用することも1つの方法です。
仲人協会とは?
仲人さんから直接相手を紹介してもらうのではなく、直接会うまではネット上で完結するのが仲人協会の特徴です。
日本全国に支部があり、ネット上で自分で相手探しをするタイプと、自分では選べずに紹介されるタイプがあります。
仲人さんのサポートも手厚く、お相手探しに熱心に協力してくれると定評があります。
しかし、ベテラン仲人さんの方が成果が出やすいという話もあり、どのような仲人さんに出会えるかが影響するといえます。
また、成婚料が20~30万円と高額であるものの初期費用がかなり安いため、まずはお見合いを試してみたい方には向いているといえるでしょう。
結婚相談所のお見合いとは?
結婚相談所と一口にいっても、内容に差があることをご存知でしょうか?
相手探しからメッセージ交換を経て、会うまで過程をすべて自分で行うタイプの結婚相談所もあります。
つまり、第三者が間に入るお見合い形式とは、仲介型の結婚相談所がそれに当たります。
おすすめできる仲介型結婚相談所を、次の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
まとめ
時代錯誤といわれかねないお見合いですが、さまざまなメリットがあることをおわかりいただけましたか?
お見合い結婚をして幸せと感じている方は、理想の結婚生活を追い求めるよりも、安定した家庭生活を築くことを優先しています。
そして、結婚するからには「幸せになりたい、離婚は絶対したくない」と誰しも思うはずです。
いつまでも仲の良い夫婦でいたいと願うのなら、お見合い結婚を目指して行動してみましょう。