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生理前だけうつ状態に…PMDDセルフチェックと改善方法4選

生理前に訪れる不調というと、PMS(月経前症候群)を疑う方が多いかと思います。

下腹部や頭痛などの身体的症状や、イライラや気分の落ち込みなどの精神的な症状など、生理の数日~2週間前に現れる変化にお悩みの女性も多いのではないでしょうか?

しかしそれらの症状が特に重く日常生活に支障が出るようであれば、PMSではなくPMDD(月経前不快気分障害)の可能性があります。

PMSと症状がとても似ているので間違われやすいのが特徴のPMDD。

そこでどんな症状がPMDDに該当するのか、そのチェック方法と改善方法をご紹介します。

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PMDD(月経前不快気分障害)とPMSの違いとは?

前述の通り、PMSとPMDDの症状そのものは非常に似ているのですが、そこには決定的な違いがあるのです。

まずはPMSとPMDDに共通する症状は以下の通りです。

  • うつ状態
  • ヒステリー、暴力的になる
  • 理由のないイライラ
  • 自己否定
  • 情緒不安定
  • 睡眠障害
  • 食欲が増す、体重増加

これらはPMSでも代表的な症状に挙げられていますね。

ですがPMDDの場合は、精神的症状が病的なくらい重く、自分自身でコントロールできないというのが特徴です。

PMSでも精神的な症状が出ることがありますが、自制心までは奪われないので症状があったとしても、場所と人を選ぶことができるという違いがあります。

・症状があっても自制心があるので、日常生活に支障が出るほどではないのがPMS

症状が重く、自制心が効かないので、日常生活に支障をきたしてしまうのがPMDD

このように症状が軽度だったり、日常生活は何とか送れる場合はPMSを疑ってみた方がいいでしょう。

PMDDが起こる原因とは?

PMSもPMDDもメカニズムの確固たる原因は未だ解明されていないのですが、排卵後の黄体期に症状が起きることが多いです。

黄体期はプロゲステロンの分泌が急上昇するために症状が出ると考えられていますが、すべての女性に当てはまるわけではありません。

そのためPMSはホルモンバランスの乱れやストレス、生活習慣などから起きると言われています。

PMDDの場合はホルモンバランスの乱れや、幸せホルモンと言われる脳内物質セロトニンの不足によるものや、神経伝達物質の異常など諸説あるようです。

ですが現在では、何らかの原因によるセロトニン不足説が有力とされています。

そしてPMDDが起きる引き金になる出来事によって、セロトニン不足に陥る可能性があるのです。

  • 就職や結婚などよる環境の変化
  • 家族や友人、恋人などの病気や死別

環境が大きく変化したり、身近な大切な人の病気や死など、ストレスやショックを受けることでセロトニン不足になってPMDDが起きる可能性があります。

そしてセロトニン不足以外にも、PMDDに大きく関係している2つのとある症状があるのです。

貧血(鉄欠乏性貧血)

通常の貧血に加えて、『隠れ貧血』と呼ばれている潜在性鉄欠乏性貧血の症状がPMDDによく似ているのです。

潜在性鉄欠乏性貧血とは、一般的な血液検査では項目にない貯蔵鉄(フェリチン値)が低い状態を指すため隠れ貧血と言われています。

PMSやPMDDが起きる女性は潜在性鉄欠乏性貧血である傾向が強いです。

鉄欠乏性貧血が起きると、だるさや無力感、集中力の低下、食欲低下といった、PMDDに似た症状が起きることがあります。

また生理前の子宮は興奮状態にあるため、本来は脳に送られる血液が子宮まわりに集中する虚血性貧血も併発している場合があります。

もしも貧血という自覚がある場合でも、むやみに鉄分をサプリなどで補給すると悪化する場合があるので注意してくださいね。

機能性低血糖症

黄体期のプロゲステロンがインスリンの働きを低下させるため、血糖値が上がると、それを下げようとしてインスリンの分泌が過剰に

その結果、血糖値が急激に下がることで低血糖を引き起こすと言われています。

また下がり過ぎた血糖値を上げるためにアドレナリンなどのホルモンが分泌されることで、PMSやPMDDの精神的な症状を引き起こすと考えられています。

イライラやうつ状態、だるさや集中力の低下、めまいや過食などが低血糖による症状で、PMDDとよく似ていますよね。

低血糖は普段から甘い物を多く食べる人や、加工食品ばかりを食べている方が発症しやすいので、食生活の改善が必須です。

 

PMDDの症状~11の特徴

PMSとPMDDの症状は確かに似ている部分は多いですが、PMDDの症状は精神的な症状がメインです。

そしてPMDDの症状の大きな特徴は、どんなに症状が重くても生理が始まった途端に症状が消えるところにあります。

生理が終わって次の月経前周期に入るまでは、至って普通に問題なく日常生活が送れるのがPMDDなのです。

そこでPMDDの代表的な症状と、どれだけ重い症状なのかをご紹介します。

①抑うつ気分、絶望的、自己卑下

抑うつという気分は、わかりやすく言うと「ブルー」な状態です。

  • 自分は価値のない人間と思い込む
  • 死にたいくらいの絶望的感情
  • 何もかもがつまらない

症状をコントロールできないために自分自身を否定するあまり、自殺願望が出ることもあり、かなり深刻な精神状態に陥ることも珍しくありません。

このように「うつ病」とよく似た精神状態になるのですが、生理前の2週間以上は症状が続かないのが特徴です。

②病的不安、緊張、イライラ

病的不安とは「漠然とした不安」に襲われ、常に何かを不安に感じます。

理由もないのに不安感に襲われたり胸騒ぎがしたり、その不安な状態が一日中続くでのです。

それが続くことで緊張感を感じるようになったり、イライラに繋がってしまいます。

そのイライラによって落ち着いて座っていられなくなったり、自分の髪を抜くという行動にも現れることも。

③著しい情緒不安定

悲しい場面でもないのに突然悲しみに襲われ、泣き出してしまうような情緒不安定な感情に襲われる症状も多いです。

普段なら気にもとめない些細な言葉でも、周囲の人から否定的なニュアンスで言われただけで過敏に反応しやすくなります。

それを言われたことで突然泣き出したり、周囲に喚き散らしたりしてしまうのです。

④怒りっぽくなる

情緒不安定とも繋がっているのですが、悲しみよりも怒りの感情が勝り、常にイライラしている状態を指します。

普段では絶対にそんなことをしない、という女性でも、この症状がある方は豹変すると言われるくらいの強い怒りの感情に支配されてしまうのです。

常にイライラしているので些細なことでも目に付きやすくなり、家族や恋人、友達に対して、激しく口論してしまうことも。

この症状が出た時は、特に感情のコントロールが効かなくなってしまう場面でもあります。

⑤好きなことに興味がなくなる

うつ病の症状にも似ているのですが、興味のあることや好きなことでも、生理前になると興味を失ってしまう症状もあるのです。

仕事や友達付き合いなど、普段なら楽しくしていることでも、

「何もしたくない」「もうどうでもいい」というような感情に襲われます。

⑥集中力が減退する

生理前になると集中力が落ち、能率が低下する症状です。

仕事でのミスが増えたり、ミスを連発したり、普段ならあっという間に出来ることでも、やたらと時間がかかったりします。

そして仕事中や会話をしている時も集中力がないので「上の空」になりやすく、人の話を上手く聞くこともできなくなります。

頭が働いていないという感じなので、何をやっても頭に入ってこないという感覚になります。

⑦だるい、気力がない

激しい運動など身体を動かすことを特にしていないのに、とにかく疲れやすくなるのも代表的な症状です。

そして身体が鉛のように重く感じられ、何をするのも億劫になってしまうことも。

日常生活で必要最低限のことでさえ面倒になり、普段の何倍もの時間と労力が必要になるのです。

⑧食欲が異常に増す

生理前はお腹が空く、という身体の変化を感じる女性はかなり多いです。

その時は何かを食べれば気分が落ち着く一過性のことがほとんどで、食べ過ぎるまではしないですよね?

ですがPMDDではその食欲が続くことが特徴で、食べ始めると止まらないというの症状があらわれる方もいらっしゃいます。

甘いものや炭水化物を欲する方が多いのですが、人によっては辛い物が無性に食べたい、というように個人差もあるようです。

⑨過眠、または不眠

PMDDの症状では過眠の症状を訴える方が多いようです。

夜はいつも通り睡眠を取っているのにもかかわらず、一日中眠くて眠くて仕方がないという症状です。

普段は学校や職場で居眠りをしないのに、この症状が出たら居眠りをせずにはいられなくなってしまうほど。

更に重症になると、身体が鉛のように重くなり、朝が起きれなくなってしまうのです。

そして一部の方は「朝は過眠、夜は不眠」という症状におそわれる方もいるようです。

⑩感情が制御不能という自覚がある

前述の感情がコントロール出来ない、とお伝えしましたが、自分自身に起こっている感情の変化を自覚しているかどうかがPMDDの症状のひとつでもあるのです。

わかっているのに自分自身を止められない、何かの感情に自分自身が圧倒されている、

というような自覚を持っている方は、PMDDの可能性が高いのです。

⑪身体が膨らんでいる感覚、他の身体症状

生理前の乳房の痛みや頭痛、関節痛などに加えて、身体が膨らんでいるという感覚になる方が多いです。

これは経験者でなければわからない感覚なのだそうですが、PMDDの患者さんの中ではこれを訴える女性も多いそうです。

他には身体のあちこちに痛みを感じたり、身体の異常を感じて病院で調べてもらっても原因不明といった、身体的症状もPMDDの症状の特徴のひとつです。

 

PMDDを診断できるセルフチェック

上記に挙げた11の項目、実はPMDDを診断できるセルフチェック項目なのです。

日本産婦人科学会の資料を基に、症状をわかりやすく説明してみました。

このチェックをする前に、以下の条件に当てはまるかが最重要なので確認してみてください。

A.過去1年間の月経周期のほとんどにおいて11の症例の5つ(またはそれ以上)が月経前の一週間にあらわれ、月経開始後 2,3日以内に消失し始め、月経後 1週間は症状がない

  1. 抑うつ気分、絶望的、自己卑下
  2. 病的不安、緊張、イライラ
  3. 著しい情緒不安定
  4. 怒りっぽくなる
  5. 好きなことに興味がなくなる
  6. 集中力が減退する
  7. だるい、気力がない
  8. 食欲が異常に増す
  9. 過眠、または不眠
  10. 感情が制御不能という自覚がある
  11. 身体が膨らんでいる感覚、他の身体的症状

B.仕事または学校,または通常の社会的活動や他者との対人関係を著しく妨げる

C.大うつ病性障害,パニック障害,気分変調性障害,または人格障害のような,他 の障害の症状の単なる悪化ではない

D.基準 A~ Cを満たすことを確認した後も、同様の症状が今後も連続 2回以上確認される(ただしすべてを満たしていれば暫定的に診断可能)日本産婦人科学会ー婦人科疾患の診断・治療・管理(PDF)

Aの11項目で5つ以上該当されていて、そしてB~Cの基準を満たして初めて、PMDDと診断されます。

そして診断に確実性を持たせるために、基礎体温は毎日計測して記録しておきましょう。

基礎体温を計測、記録することで、以下のメリットがPMDDの改善に役立ちます。

  • 女性ホルモンの分泌を確認できる
  • 排卵があるかどうかがわかる
  • 体調の悪い時期が分かるようになる

基礎体温の計り方は、朝起きてすぐ身体を動かす前に、女性用体温計を舌の下に入れて計測します。

体温を記録に残す時にあらわれた症状も一緒にメモなどに記録しておくと、自分の症状パターンが客観的に理解できます。

そうすると次にPMDDの症状がいつくるのかを予測できるので、生理前の異常があるならばやっておくべきことですね。

 

PMDDを予防・改善するセルフケア

PMDDの治療を病院でする場合は、心療内科や精神科を受診するのが一番早く確実な方法です。

しかし、PMDDかもしれない…と思った時に、すぐ心療内科や精神科に行くのは気が引けるという女性も多いのではないでしょうか?

「精神科と聞くだけで気分がさらに落ち込む」
「自分には無関係の場所」
「精神科には入りにくい」

このような女性達の声もあるように、婦人科ならば気軽に行けるものの、精神科となると話は別でなるべくなら足を踏み入れたくないと思う女性も多いです。

そんな時はまず自分で出来る予防法を試してみて、それから病院にかかっても遅くはありませんよ。

ストレスをためない

ストレスを全く感じないで生活することは、ほぼ不可能かと思います。

そこで日中に受けたストレスはなるべく引きずらずに、すぐに発散してしまいましょう。

アロマなど好きな香りで癒されたり、嫌なことを考えないためにすぐ寝るなど、自分に合ったストレス発散方法を探してみて下さい。

食事面の改善

女性ホルモンの代わりになるイソフラボンが含まれている、大豆製品を取るなどしてホルモンバランスに気を配る食生活に変えましょう。

貧血の女性の場合は、鉄分をサプリではなく食事から摂った方が身体には良いですね。

  • 牛肉(赤身)
  • レバー
  • 貝類(はまぐり、あさり、牡蠣など)
  • ドライフルーツ(プルーン、レーズンなど)
  • ナッツ(ピーナッツ、アーモンドなど)

そして機能性低血糖症でも触れましたが、甘い物ばかりやインスタント食品や外食などが多い方は、原因になる食品はなるべく取らないように心がけましょう。

そこで甘いお菓子の代わりに鉄分が含まれているドライフルーツやナッツに変えると、PMDDだけでなく健康効果とダイエット効果も期待できて一石二鳥ですよ。

サプリメント

PMSにも効果のある、チェストツリーという成分を配合したサプリメントを試してみることをおすすめします。

チェストツリーはホルモンバランスを整える手助けをしてくれる効果があるので、これを摂取すると症状を軽減させる効果が期待できます。

他にもイライラなど心の症状に効果のある成分も含まれているサプリも多いので、症状に悩んでいるのであれば試しに利用してみてはいかがでしょうか。

 

症状があまりにもつらいなら病院へ

もしこれらの予防法を実践しても症状があまりにもつらい、もしくは変わらないようならば、早めに心療内科や精神科を受診するようにしましょう。

PMSの場合は婦人科が専門なのですが、PMSに効果があると言われる方法は、実はPMDDにはあまり効果が期待できないのです。

精神的な症状が強いのが特徴であるがゆえに、やはり精神科の先生の方が専門分野なのです。

診断結果で軽度であると診断された場合、漢方薬の処方やカウンセリング、食生活などの生活習慣の改善で症状が緩和されることが期待されます。

そして重度であれば抗うつ剤や精神安定剤、低用量ピルなど、ホルモンバランスを整えながらの治療を受けることができます。

特にうつ状態の症状がある場合、放置すると本当にうつ病を発症する可能性もあるのです。

放置してうつ病を発症すると、自殺するリスクが高くなるので、「生理前の1~2週間だけ」と我慢するのだけは絶対に止めましょう。

このようにPMDDは放置すると悪化する可能性がある反面、適切な治療を受ければ改善する病気です。

生理前でも健康的に過ごすために、自分の症状と向き合って改善するようにしてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたか?

PMSとPMDDは症状は似ているので間違いやすいので、特に精神的な症状が出ている方はチェックリストを是非試してみて欲しいです。

特にPMDDはPMSほど理解されていないので、単なる性格の問題からのヒステリーや口論、すぐに泣く、というのをPMDDの症状ではなく、ただの甘えやわがまま、気まぐれだと思われてしまうこともあるのです。

自分が損をしてしまわないように、まずは自分自身の症状を理解することと、生理周期を記録してPMDDの症状に備えることも大切です。

そして手軽に取れるサプリメントも併せて活用し、自分で対処できる範囲のことはやってみることをおすすめします。

まだあまり知られていないPMDDの症状についてご紹介しましたが、症状を抱える女性のお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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