なぜ恋愛がめんどくさいのか?そこに潜む10の心理と恋愛・結婚が叶う2つの方法

10代の若者から40代までの未婚者の中で、およそ50%もの方が恋愛をめんどくさいと感じています。
交際相手を持たない20代30代男女が恋人を欲しいと思わない理由(上位5位) | |||
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1位 | 自分の趣味に力を入れたい | 1位 | 恋愛が面倒 |
2位 | 恋愛が面倒 | 2位 | 趣味に力を入れたい |
3位 | 仕事や勉強に力を入れたい | 3位 | 仕事や勉強に力を入れたい |
4位 | 異性と交際するのがこわい | 4位 | 異性に興味がない |
5位 | 異性に興味がない | 5位 | 異性と交際するのがこわい |
このように恋愛に対して奥手で、異性とのコミュニケーションを上手く取れない男女が増えているのです。
そして恋人がいる人の割合も30年前と比較して減少しているという調査結果もあり、恋愛がめんどくさい、いわゆる「こじらせ」た男女が多いということの表れといえます。
そこで恋愛がめんどくさいという考えに至る心理と、その対策方法についてご紹介します。
Contents
恋愛がめんどくさい7つの心理
結婚はしたい気持ちはあるものの恋愛がめんどくさい、そんな風にこじらせてしまうのはどのような理由があるのでしょうか。
そこには恋愛をめんどうにさせる隠れた4つの心理により、自分自身を恋愛から遠ざけてしまうのです。
恋愛の優先順位が低い
自分の中で恋愛の優先順位が低いと「恋愛よりも仕事、恋愛よりも趣味」という具合に、恋愛を二の次三の次に後回しにしてしまいます。
仕事人間なら恋愛よりも仕事の方が楽しかったり、または仕事に手一杯で余裕がなかったりすることもあるでしょう。
そして没頭している趣味がある場合、休日はすべて趣味に充てたいという欲求が強く、恋愛に時間を割くことがもったいないと思うようになるのです。
コミュ障で恋愛が苦手
恋愛は人と分かり合いながら、信頼関係を築き上げていくものであり、恋愛とは人間関係と同じことなのです。
そして人間関係を上手く築けない、いわゆるコミュ障タイプは恋愛はできないし無縁という感情を持ちます。
つまり恋人といるよりも一人の方が楽しいと感じたり、気の合う友達と一緒にいる方を選んだりしてしまうのです。
またコミュ障タイプは会話のキャッチボールが苦手なことが災いし、恋愛へと発展するきっかけを掴めないことも多いです。
恋愛にまつわる行動すべてがめんどくさい
1人では行きにくい場所も2人なら行けたり、感動や楽しさを共有したりすることが恋愛の醍醐味でもあります。
しかし生活パターンが変化することに加え、やるべきことが増えるので、それを煩わしいと思ってしまうことも恋愛がめんどくさくなってしまいます。
- 恋人とこまめに連絡を取るのがめんどくさい
- 休日の度にデートに行くのがめんどくさい
- 恋人に話や行動を合わせるのがめんどくさい
このように恋愛をする上で当たり前の行動がめんどくさいので、わざわざ自分から恋愛をしようと思わなくなってしまうのです。
恋愛にかけるお金がもったいない
恋愛をすると何かとお金がかかるのは当然のことで、好きな人といろいろな場所にデートに出かけるのが恋愛の楽しさでもあります。
しかしデートに行く交通費や食事代に加え、女性の場合はメイクや服にもお金をかけざるを得ないという事情もあります。
その恋愛が上手くいっていればいいのですが、上手くいっていない状態だとそのお金がもったいないと感じてしまうもの。
そう感じると恋愛にかかるお金を自分のために使いたいと思い、次の恋愛に積極的になれなくなるのです。
浮気やフラれる心配をしてしまう
これまでの恋愛ではフラれてばかり、もしくは浮気や二股をされたという恋愛に対していい思いをしてこなかった女性もいるでしょう。
そんな悲しい過去の恋愛経験があると、男性は誰でも浮気をするものという目で見てしまうことに繋がります。
加えて男性から愛されるという自信がなくなり、常に浮気や別れを気にして心配で疲れきってしまいます。
そんな不安を感じ続けることはストレスでしかなく、恋愛そのものがめんどくさくなるのです。
さまざまな感情に振り回される
付き合い始めは誰でも心躍るもので、些細なことでも楽しく、まさに地に足が着いていない感覚になるものです。
しかしそんないい感情だけでなく、相手を疑ったりケンカしたりと、意思の疎通が難しくなる場面も必ず出てきます。
そんな感情の浮き沈みが多い恋愛をしていると、感情に振り回されて疲れてしまうものです。
また相手に対して強く出られなかったり、相手のいいなりになってしまう性格であると余計にこの傾向が強くなります。
本当に好きな人に出会えていない
告白されたから何となく付き合ってみる、そんなタイプは本当に好きになる人に出会えていない可能性が高いです。
本当に好きでないと当然ながら気乗りしないので、一緒にいることがすぐにめんどくさくなってしまいます。
またこのタイプは人を好きになる感情がわからなかったり、好きになるという意味がわからないという場合もあります。
恋愛をめんどうにさせない!カギは相手選びにアリ
本当に好きな人であれば煩わしいと思っていた恋愛の決まり事も、何の問題もなく楽しくできるものです。
しかしどれだけ相手を好きになったとしても、相手が必ずしも気持ちに応えてくれるわけではないのが恋愛の難しさでしょう。
つまり恋愛がめんどくさい人であれば、好きという感情を優先させない方がいい場合もあるのです。
そこで恋愛がめんどくさい人が、相性の良い男性とはどのようなタイプの人なのでしょうか?
波長が合う人
初めて会ったのに初めての感じがしない、妙に気が合う、そんな波長の合う男性であればめんどくさい恋愛から脱出できます。
波長が合うということがピンとこない場合でも、仲の良い人とは次のような経験をしたことが一度でもあるかと思います。
- 物事の考え方が似ている
- 笑いのツボとタイミングが合う
- 連絡しようとするタイミングが不思議と合う
- 一緒にいると落ち着く
- 沈黙があっても気まずくならない
このような人とめぐり会うことが難しいと思うかもしれませんが、条件や容姿などを重視しないで気の合う人を探してみると出会える可能性が高くなります。
会話の心地よさや、隣にいて違和感がない、そんな視点で相手を見るようにしましょう。
休日の過ごし方が同じ人
恋愛に発展する大きなきっかけになるのは、共通項が多い人であることがあげられます。
- 年齢が近い
- 休日の過ごし方が同じ
- 住んでいる地域が近い
- 趣味が同じ
- 食の好みが同じ
これらの共通項の中で最も重要なのが、休日の過ごし方が同じであると恋愛がめんどくさいという事態に陥りにくくなります。
例えば、休日はゆっくり起きてから家で過ごしたいタイプの人と、相手が休日は外出したいというタイプとは根本的に合わないのです。
そして休日の行動パターンが同じだと、恋愛だけでなく結婚をしても上手くいく秘訣でもあります。
婚活パーティーなどで休日の過ごし方を聞くのが常識なのはこういった背景もあるので、ダラダラ過ごすのが言いにくくても正直に言っておく方が得策といえます。
恋人がいるのに恋愛がめんどくさくなる3つの理由
恋愛がめんどくさいと感じるのは、必ずしも恋人のいない人だけとは限りません。
付き合っている恋人がいるのにもかかわらず、さまざまな理由で付き合うことがめんどくさいと思うこともあるのです。
それまで順調だった交際でも、一度めんどうと感じるとそれが不満となって積み重なり、別れの二文字がちらつくことも。
そこで恋人がいるのに恋愛がめんどくさくなるのは、次の理由が考えられます。
束縛されるのが嫌になる
相手の行動すべてを把握していないと不安という衝動で、意識しなくとも束縛してしまう方は男女関係なくいます。
- 一日に何回も連絡を入れ、返信がないと怒ったり詰め寄ったりする
- 友達や仕事関係の異性であっても、会話や連絡をすると嫉妬する
- 付き合いの飲み会でも構わず連絡を入れる
- 何よりも自分を優先させたがる
このような行動をされてしまっては、付き合っていることがめんどくさいと思うのは当然でしょう。
一緒にいることに飽きる
どんなに好きで付き合えたとしても、長年一緒にいると飽きる、恋愛がめんどくさいと感じることもあります。
出会ったときのトキメキは影を潜め、一緒にいることが当たり前になってしまうと、いわゆるマンネリ化してしまうのです。
一緒にいることで緊張しないのは良いことでもありますが、ダラダラとした関係を続けてしまうことは避けたいもの。
時には関係を続けるかという選択に迫られることもありますが、相手を嫌いでなければマンネリ化を解消するような工夫が必要です。
料理などの家事をあてにされる
付き合い始めは相手に尽くしてあげたい一心で、料理や洗濯、掃除といった家事をしてあげる女性もいるでしょう。
しかし、相手がその行為に感謝せず、当たり前だと思うようになると、家事は苦痛であり負担になります。
お互いに仕事をしている状態なのに、付き合っている段階で「妻の役割」をするには荷が重すぎるのです。
結婚につながる交際であればまだ救いはありますが、その話が出ないようであれば今一度関係を見直す必要があるといえます。
めんどくさいという理由で別れるか否か?
めんどくさいという理由で別れたいと思っても、相手が了承してくれるとは限りません。
また、そんな理由で別れてもいいの?という疑問も生まれ、そのジレンマに悩むこともあるでしょう。
そこで別れるか否かは、彼に対する正直な感情から判断するようにしましょう。
嫌いではないけどめんどくさい場合
- 一緒に出かけるのがめんどくさい
- 話をするのがめんどくさい
- 嫌いではないけど、何となく飽きてしまった
この場合は会う頻度を減らしたり、一時的に距離を置くことで改善する可能性があります。
一緒にいることに飽きている場合は、視野が狭くなっているという可能性が高いです。
これまで必ず彼と会っていた休日を一人、または友達と過ごすことで、違った世界を楽しむと狭まっていた視野が広がります。
まためんどくさいという感情はストレスを生むものなので、これまでに溜まっていたストレスを解消するには会わないのが最良の方法。
しばらくそれを続けていくうちに、彼への気持ちを再確認でき、また初心に返って新鮮な気持ちで再会することができます。
好きという感情がなくなった場合
- 会っていても楽しくない
- 付き合っていく過程で価値観の違いに気付いた
- 浮気をされて気持ちが醒めた
- 彼に結婚する意思がなかった
好きという感情は付き合い始めと比較すると、だんだん意識する機会が減っていくものです。
しかし、ふとした時にその気持ちを再確認することで、関係を継続することができるのです。
そして彼との恋愛がめんどくさいという感情の裏側に、「もう好きじゃないかもしれない」という気持ちがちらつくようになったら、その関係は潮時かもしれません。
好きという感情がなくなるのと嫌いは似ているように思われがちですが、嫌いという感情は相手への意識がある状態で成立するものです。
好きという感情がないということは、相手への恋愛感情が醒めてしまったと同時に、相手を意識しなくなることを意味します。
つまり、嫌いになるよりも好きでなくなる方が、恋愛関係として終了に近いといえるのです。
しかし、一度は好きになった人は簡単に切り離せないので、自分の感情をすぐに決めつけずに様子を見てから最終判断を下すようにしましょう。
恋愛はめんどくさい、でも結婚はしたい
これまで紹介したように恋愛がめんどくさい男女が多い反面、いずれは結婚をしたいと考える男女が圧倒的に多いのです。
国立社会保障・人口問題研究所が行う「出生動向基本調査」は、18歳~49歳の独身男女を対象に5年に1度、結婚や出産などの実態を調査しています。
その2010年度時点の調査結果では「いずれ結婚するつもり」が男性で84.8%、女性で87.7%という高い数字が出ています。
過去30年の調査結果でもほぼ同じような数字を推移しており、年月は変わっても結婚をしたい人は多いのです。
しかしお見合い結婚から恋愛結婚に時代が移り変わったことが、恋愛がめんどくさいと感じる原因の1つと考えられます。
現在では結婚の9割近くが恋愛結婚となっており、異性との交際は結婚相手 の候補者を得る前提となっていると言える。平成25年度 厚生労働白書
このように恋愛しなければ結婚できない風潮になったことで、恋愛に対するハードルが高くなったことも影響しているのです。
恋愛せずに結婚することも可能
恋愛がめんどくさいけれど結婚する気があるのなら、無理に恋愛するよりもお見合いをする方が向いているといえます。
お見合いならば恋愛と違って相手の素性も理解しているため、お互いが気に入りさえすればそれでお見合いが成立するのです。
そして恋愛をせずに結婚すると、結婚後に恋愛を楽しむことはいくらでもできます。
むしろ結婚してしまうと簡単には別れられないので、恋愛ならではの不安定さからくる悩みとは無縁です。
また一緒に生活していくという前提があるので、お互いに歩み寄り、思いやりを持った関係を築くことができるのです。
お見合い相手の探し方
しかしお見合いをしようと思っても、紹介してくれる相手がいなければスタートラインに立てません。
親戚の知り合いや、職場の同僚に聞いてみるなどして、まずは周囲の人に紹介してもらう方法が良いでしょう。
なぜなら自分のことをよく知る人物なので、相手に自分の情報が伝わるので話が早く進むというメリットがあるためです。
しかし相手を気に入らなかった場合、紹介してくれた方に申し訳ないという気持ちになることがあるのも確かです。
人間関係に影響する可能性も否定できないため、それが気がかりならば結婚相談所などを利用することをおすすめします。
また男性と上手く話せない恋愛経験が少ない方も同様に、アドバイスしてくれる担当者が付く結婚相談所が適しているといえます。
以下の記事では恋愛経験がない方や、結婚相談所にまつわる情報をまとめていますので併せて参考にしてみてください。
まとめ
「恋愛はめんどくさい、だから1人で生きていく」
これが極論に感じるか、それとも共感できるかは人それぞれですが、1人で生きていくにはそれなりの覚悟を決める必要があります。
経済面でいえば自分ひとりで食べていくのは可能ですが、いつまでも健康でいられるという保証はありません。
それは親も同じことで、いつ何時、何が起こるか分からない人生では常に隣にいてくれる人がいると心強いものなのです。
もしも1人で生きていこうと思うのなら、孤独に耐えられるかを想像してみましょう。
その孤独には耐えられそうにない、1人で生きることに少しでも躊躇する、そんな気持ちがあるのならパートナーを探すことを強くすすめます。
しかし、男性を自分の好みで選り分けるのではなく、フィーリングが合って一緒にいて落ち着く相手を選ぶと、恋愛がめんどくさいという結果になりません。
すぐに恋愛感情が芽生えなくても、気が合う人であれば次第に惹かれていくこともよくあります。
まずは気の合う男性と友達になることを目標に、出会いの場に出たり、紹介してもらったりといった行動を起こしましょう。