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生理が遅れる10の原因と対処法~6日以上の遅れは要注意!

女性の身体にとって大切な役割である生理。

生理が予定日から遅れているとどこか落ち着かなくて、不安に感じる女性は多いのではないでしょうか?

妊娠?それとも病気?という疑問が、頭の中で渦巻いて余計に不安になることもあるでしょう。

ですが生理が遅れる原因はいくつか存在していて、問題を解消すれば生理が来ることが多いのです。

では生理が遅れると考えられる8つの原因と、その対処法をご紹介します。

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生理周期の基礎知識

生理周期の定義とは、前の生理が始まった日を1日目として、次の生理が始まる前日までの日数を指します。

その日数は25日~38日であれば正常の範囲、それ以上遅れると月経に何らかの異常、生理不順であると考えられています。

  • 24日以下の頻発月経
  • 39日以上の稀発月経
  • 周期が定まらない不整周期月経

これらが生理不順の周期の3パターンです。

毎月の生理周期がどれかに該当する場合、そのまま見過ごしてはいけません。

そして生理が遅れるということは、「排卵が遅れている・排卵されていない」のどちらかが原因なのです。

通常であれば排卵後の約14日(±2日)に生理が来るのが、生理周期の大前提です。

周期に多少のズレや周期が長い月があっても、排卵していれば問題ないと言われています。

それを確認する方法は、基礎体温を毎日測定、記録することです。

婦人用体温計で起床後の態勢のまま体温を計測し、高温期と低温期が二層に分かれていれば排卵していると確認できます。

今は生理周期を記録して排卵日や次の生理がいつ来るかがわかる、便利なアプリなどがありますのでそれを活用するといいでしょう。

排卵がないのに生理が来る場合

基礎体温から排卵されていないにもかかわらず、生理が来る場合もあるのです。

それは「無排卵性月経」と言われ、以下のような生理が来るのが特徴です。

  • 生理周期が長い月や短い月があり不安定
  • 経血量も多い月と少ない月があって一定しない
  • 経血量が少ない状態がダラダラ続く

無排卵の期間が長く続くと、自発的に生理が起きにくくなり、不妊症になる可能性があります。

この症状が認められるようでしたら、早めに婦人科を受診するようにしましょう。

生理を遅れさせる10の原因

毎月の生理周期が適正範囲内の日数であても、毎月の同じ日に必ず生理が来るという女性は少ないです。

誰でも多少のズレはあるのが当たり前で、生理が来るであろう予定日から6日以内の変動であれば問題ないとされています。

しかし、排卵もあって生理不順でもないのに、6日以上も生理が遅れる場合、どんな原因が考えられるのでしょうか?

①妊娠している

パートナーとの性交渉がある女性の場合、まずは妊娠の可能性を考えることでしょう。

妊娠している場合は生理が遅れるだけではなく、生理前にも似た身体の症状や基礎体温にも変化が出てきます。

  • 頭痛、頭が重い、頭がくらくらする
  • 気分がふさぎ込む、イライラする
  • 胸の張りや痛みがある
  • 吐き気がする
  • 咳、鼻水、喉の痛みなど風邪っぽくなる
  • 口内炎が出来やすくなる
  • 臭いに敏感になる
  • 発熱、微熱が続く
  • 基礎体温で高温期が続いている
  • 受精卵の着床による下腹部の痛み、出血がある

生理が予定日よりも6日以上遅れていて、個人差はありますが、上記のような体調の変化が認められる場合は妊娠の可能性があると言われています。

まずは妊娠検査薬でチェックするかと思いますが、予定日から1週間くらい遅れてから検査するようにしましょう。

何故なら数日の遅れでは、正しい結果が出ない場合があるので、1週間は間を取ってからの方が結果に間違いがありません。

正しい結果を知るためには二本入りの妊娠検査薬を購入し、日を開けて二回確認するとより正確な結果が得られます

②強い精神的ストレス

妊娠していないのに生理が遅れる、最も多い原因がストレスです。

特に精神的なストレスは、生理が遅れる大きな要因でもあるのです。

強いストレスは女性ホルモンの分泌と排卵を司る視床下部に影響し、ホルモンバランスが乱れ生理が遅れてしまうのです。

生理を遅らせるストレスは、以下のような精神的ストレスに代表されます。

  • 職場などの人間関係によるストレス
  • 引っ越し、就職、結婚などの環境の大きな変化
  • 大切な日に生理が来て欲しくないと強く思う
  • 生理が遅れていること自体を極度に不安に思う

意外かもしれませんが、生理が来ないことを不安に思うことがストレスになり、生理が遅れることも珍しくありません。

生理が遅れていることで病気を疑ってしまうような心配症なタイプの女性は、このストレスが大きく関係している可能性があります。

これらのストレスを受けていると自覚している場合は、生理が来ないことをなるべく考えないことが重要です。

また、ストレスは生理を遅らせるだけでなく、生理前だけに起こる不快な症状である、PMS(月経前症候群)が起きる可能性が高くなります。

PMSの症状が出ている場合、ストレスを軽減に努めることに加え、サプリメントを利用するとより効果的です。

1③冷え症

女性の身体にとって、まさに大敵と言えるのが冷え性です。

肩こりや便秘などの女性の身体の悩みは、冷えによるものがかなりを占めています。

そして生理も同じでお腹が冷えている女性は、生理痛や生理不順を起こしやすくなります。

自分のお腹を触ってみて、へそを境目にして、上と下と比べて下が冷たかったら、子宮が冷えてしまっている証拠です。

身体の中と外、両方から温めてあげるようにすると、生理周期も徐々に回復してくるはずです。

④睡眠不足や不規則な生活

不規則な生活で生活リズムが乱れがちな女性も、生理周期に大きな影響を及ぼします。

そして睡眠不足も加わると、自律神経が乱れると同時にホルモンバランスも乱れてしまいます

そして女性ホルモンは睡眠中に最も活発に働くとされており、睡眠不足だと女性ホルモンが足りなくなって生理が乱れる結果に。

特に22時~深夜2時の間がゴールデンタイムと言われていて、この時間に就寝することが睡眠の質を上げるのに最も効果的と言われています。

良い睡眠が取れると肌の調子が良くなったり、疲労回復もされているので日中を精力的に活動できるようになるでしょう。

⑤イソフラボンの過剰摂取

女性ホルモンに似た効果があると話題になった、主に大豆に含まれているイソフラボン。

生理痛に効く、生理不順が良くなる、肌がきれいになる、という効果を求めて、豆乳やサプリを摂っている女性も多いのではないでしょうか?

イソフラボンに対する身体への効果には個人差がありますが、大豆イソフラボンの過剰摂取は要注意です。

イソフラボンを摂取したことで、人によっては以下のような症状が出る場合があります。

  • 豆乳を飲んだのに逆に生理が遅れた
  • 経血の量が急激に増える、又は減る
  • 子宮内膜症のような症状が出た
  • 生理前でないのに胸が張る、胸が痛い

イソフラボンの効果が過剰に出るタイプの女性は、このような症状を体験された方がいるようです。

そこで注意しなければいけないことは、イソフラボンが吸収されやすいサプリを飲むことです。

日本人の食生活ではある程度の量は普段の食事から摂取できるので、サプリまで飲んでしまうと、単純に摂り過ぎになる可能性があるです。

とはいえ、イソフラボンを取ることで生理痛が軽くなった、生理不順が治った、という女性も確かにいます。

そういった女性はそもそも女性ホルモンが低下している場合なので、イソフラボンでそれを補うことで良い効果が得られたと考えられます。

たまに生理が遅れることがあるという場合は、安易にイソフラボンのサプリは取らない方が無難といえます。

⑥薬の副作用

様々な体調不良を改善するために服用している薬が、実は生理が遅れる原因になることもあります。

特に生理に問題がなかった方でも、一定期間の間にある薬を飲むことで、一時的に副作用で生理が遅れた経験がある女性も実は多いのです。

  • 市販・処方された風邪薬
  • 花粉症の治療薬
  • アトピーの治療薬
  • 抗うつ薬
  • ピル
  • 吐き気止め、胃薬

これらの薬を服用した場合に、生理が遅れるといった副作用が出る場合があります。

風邪薬に多く含まれる抗ヒスタミン、花粉症やアトピーなどのアレルギーに効果のあるステロイド。

そしてピルや胃薬の服用で分泌されるホルモン、プロラクチンが卵巣機能を抑制するので排卵が滞りやすくなるなど、生理が遅れる副作用を持ちます。

症状が良くなって服用を止めた1~2カ月後に生理が来れば、副作用による一時的なものと考えられるので様子見で大丈夫です。

しかし、薬を長期間服用した場合は副作用が強く出てしまい、薬を止めても生理が来ないこともあります。

その場合は3か月は様子を見て、それでも生理が来ないようなら専門医に相談することをおすすめします。

⑦運動不足

運動不足になると筋力が低下し、筋肉が脂肪に変わります。

脂肪細胞は女性ホルモンを吸収してしまうため、生理が遅れやすくなってしまいます。

そして運動不足により血の巡りが悪くなって、冷え性などを引き起こし、卵巣や子宮の機能が落ちてしまうことも原因になります。

⑧急激なダイエット・肥満

一種類の物しか口にしないなどの、急激なダイエットをして生理が止まった、という話をよく耳にすると思います。

栄養不足によりホルモンバランスが乱れると、脳下垂体が正常に働かなくなり、排卵が正常に行われず生理が遅れたり止まったりしてしまうのです。

そして逆に過度な肥満も生理不順の原因の一つと言われています。

なぜなら、急激な体重増加で脂肪細胞が増えると同時に、女性ホルモンのエストロゲンが過剰に分泌されるからです。

エストロゲンが減り過ぎる・増え過ぎる、どちらも生理不順を起こすため、ダイエットと肥満という両極端な状態は生理周期が乱れる原因になるのです。

⑨生理の遅れが症状である病気

生理の遅れが症状としてあらわれる病気は、主に3つ挙げられます。

多嚢胞性卵巣症候群

排卵が正常に行われなくなる病気で、次のような症状があらわれることが特徴です。

  • 生理不順
  • ニキビ
  • 不正出血
  • 不妊症

原因が解明されていないために完治することが難しく、上手く付き合っていくことが唯一の対処法といわれています。

しかし、早期発見できれば悪化は避けられるので、生理不順が続く場合は放置せずに受診することが大切です。

子宮内膜症

本来なら子宮の内側の壁にできるはずの子宮内膜が、別の場所に出来てしまう病気です。

子宮以外に子宮内膜ができることで経血の排出が出来ずに体内に溜まり、激痛を引き起こします。

痛みが出る前の自覚症状として、生理中に出るレバー状の経血の大きさが、5センチくらいのものが出たら要注意です。

比較的若い年代にも起きやすい病気でもあるので、生理痛があまりにも酷い場合はこの病気の可能性があります。

子宮内膜症以外でも生理痛が酷過ぎる場合は、月経困難症の可能性があるとも言われています。

高プロラクチン血症

人には脳からでるプロラクチンという刺激ホルモンがあります。

それは排卵や卵胞を抑制する効果があるのですが、プロラクチンが通常よりも多く分泌されてしまう症状を高プロラクチン血症といいます。

原因としてはピルや胃薬、精神安定剤を服用している場合や、薬を服用していなくても強いストレスがあると高プロラクチン血症になる可能性が高いです。

高プロラクチン血症にかかると、3か月以上生理が来ない、生理痛が酷い、吐き気、妊娠していないのに母乳が出るといった身体の異常があらわれます。

また、高プロラクチン血症は不妊症の原因といわれているため、自覚症状がある場合は早めに専門医を受診した方がいいでしょう。

⑩早発閉経

平均では50代頃になると、閉経が近付いて生理周期が乱れたり、経血の量にも変化がおとずれます。

しかし、今は43歳未満で閉経が起きる、早発閉経が起きる場合もあります。

生理周期に問題がなかったのに急激な生理周期の変化が起きた場合、閉経が近付いていることによる卵巣機能の低下が起きていると考えられます。

そして精神的な面ではイライラや不安感、のぼせやほてりなど、更年期に似た症状が出るのも特徴です。

しかし、本格的に閉経したとみなされるのは、生理が一年以上来なくなった場合です。

どれだけ遅れたとしても生理が一年以内に来るようでしたら、まだ閉経と考えるのは早いといえます。

生理が遅れた時の対処法とは?

妊娠、閉経以外の理由で生理が遅れた場合、日常生活にちょっとした工夫をプラスすることで生理周期を正常へと導くことも可能です。

まずは無理なく続けられる、自分自身に出来ることから始めてみましょう。

子宮を温める

冷え性は女性の身体にとって大敵であり、生理が遅れる原因の一つでもあります。

その冷えは生理が起きる器官の子宮や卵巣にも大きく影響し、生理が遅れたり生理痛が酷くなることも。

一番いい方法は毎日の入浴で身体をしっかり温めてあげることと、使い捨てカイロで子宮のある下腹部を温めましょう。

子宮を温めてあげることで血の巡りもよくなり、ストレス解消とリラックス効果にも繋がるので生理周期を戻すのに効果的な方法です。

生理の遅れと共に冷え性に悩んでいる女性は、以下の記事も参考にしてみてください。

食材の力で生理の遅れを改善

生理の遅れを改善できる効果が期待できる食材があり、それらを摂取したり利用することで生理周期が改善できる可能性があります。

  • ごぼう
    下半身の血行を良くする効果と、ごぼうに含まれるアルギニンは女性ホルモンの分泌を促して生理周期を整える作用がある
    煮物やきんぴらごぼうなど、毎日の食事に取り入れると良い
  • 黒豆
    泌尿器と生殖器の働きを高めてくれる効果がある
  • 大根の葉
    血行が良くなり、特に婦人病に効果が高い
    刻んでごはんと混ぜたり、汁物の具にすると食べやすい

また、特に症状がひどいなら大根の葉を使った、大根干葉湯(ひばゆ)を試すことをおすすめします。

大根干葉湯の作り方

2本分の大根の葉を1~2週間陰干しして、茶色くなった干葉と水3ℓ、天然塩を一握り分を鍋に入れて、弱火で汁が濃い茶色になるまで煎じる

②浴槽に①の煎じ液とお湯(42度くらい)を入れ、腰だけをそのお湯に浸ける

③30分くらいを目安にこのお湯に浸かる

※上半身が冷えないように途中でお湯をつぎ足すか、タオルを肩にかけるなどすると良い

大根干場湯は身体を温める効果をはじめ、デトックスとリラックス効果で自律神経が安定し、子宮や卵巣、膀胱などにいい効果をもたらしてくれるのです。

ですが作るのが多少面倒なのと、大根の葉が手に入りにくいというデメリットがあります。

その場合は大根干葉湯の代わりに、自宅で足湯や半身浴をしましょう。

また、ただのお湯ではなく天然塩をひとつかみ入れた塩風呂、すりおろした生姜を布に包んで入れる生姜風呂にするとより効果が期待できるのでおすすめです。

生理の遅れを気にし過ぎない

ストレスの部分でも触れましたが、生理の遅れを気にすることが逆効果になることが意外と多いです。

自分の健康について特に関心がある方は、気にしないようにしても気付いたら生理の事を考えている、そんな事があるのでは?

女性ホルモンは自分の意識やストレスと大きく関係しているので、来ないかもしれないという不安と連動して本当に生理が遅れる性質があるのです。

考えること自体がストレスになってしまう悪循環を断ち切るためには、「もう少ししたら生理が来る」と大きく構えることが大切です

生理が来そうで来ないなら運動する

そろそろ生理が来るな…と思ったのに、ほんの少量の出血が続くばかりでなかなか本格的に生理が始まらない、という経験をしたことはありませんか?

実は筆者は一度この経験をしたことがあり、4日間もこの状態が続いた後にやっと本格的に生理がきたことがあります。

この状態を調べた結果、運動不足が一番の原因でした。

そこで筆者がやったことと言うと、買い物がてら長く歩くことで身体を動かしてみました。

そうすると翌日から生理が始まり、本当にホッとした記憶があります。

このような状態があった場合、とりあえず少しでもいいので身体を動かすことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

生理は始まると煩わしいものですが、いざ来ないと心配になってしまいまうものです。

ですが心配し過ぎるのはストレスになってしまうので、考え過ぎないことと、身体を温めることで気付いた時には生理がやって来ることも多いのです。

適度な運動や趣味でストレスを解消することが、心身にとって一番いい方法だと思います。

「生理が遅れるのはいつものこと」と、つい楽観してしまいがちですが、これは危険な行為です。

放置したことで不妊症になる可能性も否定できないので、将来を考えるならば自分の身体に向き合うことも必要です。

生理がきちんと来ることが女性の身体が健康な証拠といえるので、生理周期の記録を残すなどして異常がないか確認するようにしましょう。

 

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